なんで、みんな否定してくるの??俺たち、こんなにラブラブなのに!
昨日、ずっと片想いしてた涼と付き合うことになりました。
わぁーー記念日だーー!
の前に、俺たちが付き合い始めた経緯についてお話ししよう。
記念日だしね!
その日は、桜舞う風が涼しい日だった。
校庭の裏側で、二人が告白の定型文を言い合っていた。「ずっと前から好きでした。」「ごめん。好きな人いるんだ。」はい。ありきたり。
ここでみなさん。この二人は、俺と涼だと思いましたか?もちろん、違いますよね。
この二人は、涼とモブの女の子でーす。結論からいうと、このモブちゃんはライバルにもなり得ないのだが、一つ有益な情報を提供してくれた。
涼に、す、好きな人がいるんだって?!
ヤバいじゃん?いくら、俺がヤバい人だと言われるって言っても、まさか両想いだって楽観視できるほどヤバくはない。そいつに、涼をとられる前に告白しなければ!!そう思って、放課後一緒に帰った後自分の部屋で告白した。
正直、緊張しすぎてそこまで覚えてない。だが!俺の告白シーンを見てもらおうか。記念日だしね!
「涼、ずっと前から好きだった。もちろん、恋愛感情の方で。」
涼は、しばらく黙りこくっていたが、ようやく返事をしてくれた。
頷くような返事だったが、俺がこれ以上に喜んだことは、過去も未来もないだろう。
ということで、ついに涼と付き合い始めたが、なぜか周りの反応がおかしい。
涼と学校に行く時、恋人繋ぎしようって言ったら、なぜかすごく拒否られた。ツンデレ、かわいい!!けど、そんな拒否らなくてもいいのに。
友人達に、涼を恋人だって紹介した。
友人達からは、「お前がヤバいとは知ってたけど、まさかここまでとはな....」とか、「お前、頭大丈夫??涼くんが可哀想....」とか散々の言われようだった。
涼からは、「お前と付き合った覚えはねーよ。そもそも、そーゆーのは告白してからじゃん?」え?告白したじゃん?昨日。まあ、いっか!付き合ってるのは代わりないんだし。
俺たち、こんなにラブラブなのに何でみんな否定してくるの??そこだけが不思議である。
迷いましたが、涼視点書こうと思います。
涼視点と、後一話投稿してから完結します。




