前世→来世
「はい、こんにちは~♪653124710回目の人生はいかがだったでしょうか?なかなかユニークでしたねーw」
今の俺の状況を説明すると、
自室警備して(ゲーム内の)安全を守るべく、魔物を狩りまくってたら寝落ちしたらしい。
目が覚めたら目の前にバニーガールがいて他は何もない。
床が雲みたいで空に太陽はないが壁も見えない場所にいる。
「まぁ今回は記憶の継承をなされなかったので1回目と変わりませんけどw」
そして、さっきから何言ってるのかさっぱりだ。
「えっと…まず、ここどこ?」
「そーですねー…厳密には違いますが天国ですかね。」
やはり天国か。物が見えなくて寂しいが、この雰囲気は確かに天国だ。よく見るとバニーガールにも羽がある。天使にコスさせるとは神様とは趣味が合いそうだ。
「いやいやいや!無理があるだろ!なんだいきなり天国って!俺が死んだってのか!?ゲームしてただけだぞ!?」
「はい、あなたは死にました。死因はくも膜下出血です。……まったく、ちゃんとした生活送らないから……。」
「引きニートに健康的な生活が送れるわけないだろ!」
「それは自己責任じゃ…まぁいいです。ここがどこか説明をさせていただくと、
正確には転生所になります。肉体が死んでしまった生物の魂を新しい体に宿すところです。」
完璧にキャパ不足だ。
「つまり、俺は転生出来ると言うことか?」
「そーゆーことです。転生出来る人は100000人に1人くらいですかね。」
死んでしまったことは仕方ない。むしろ引きニートの人生は捨てられて良かった気がする。
記憶は継承出来るみたいなこと言ってたし、来世で無双しよう。
やっと来世にて俺の時代が来た!
「それなら、転生する人ってどーやって決めるんだ?」