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虹色喫茶へようこそ!  作者: kotori
4/5

4メニュー・テストの後は



「はぁ…大変な目にあった…」


ほうれんそう事件の後遺症として俺は一週間腹痛で苦しんだ。

だが、テストはまあまあだった。


「お、おう…お疲れーって、お前テストめちゃくちゃいいじゃねぇか⁉︎」


前の席の清人がそう叫ぶ。


「すっごい!佐々木くん全部90点代!」


後ろの席の三井さんが覗いて言う。


「そういう遥はどうなの?」


隣の席の矢澤さんが問いかける。


「へっ⁉︎あ、よ、良かったよ‼︎」


「今回は赤点なかったのね」


「ゔ……5個」


「ほらみなさい」


「うゔ…そういう愛美ちゃんは⁉︎」


「まぁ佐々木くんには負けるけどね」


「めちゃいいじゃん‼︎うわーん!愛美ちゃん脳みそ交換してーっ!」


二人のやりとりを見て、みっちゃんは相変わらずだなと笑う清人(バカ)


「で、お前は?清人」


「へ?お、俺っ⁉︎」


「お前以外誰がいる」


「俺は…」


「あ、清人くん!全部赤点だ!」


クラス中静まり返る。

三井さんは嬉しそうにテストを覗いている。

担任の先生は怒りで震えている。


「大河…」


「は、はいっ!」


「次の期末点数取らないと…」


「夏休み毎日たのーしい補習だからな‼︎」


清人の悲鳴が教室中に響いた。


❇︎


「…だったんですよ〜」


三井さんは呑気に今日の出来事を話す。

七海さんは苦笑い。

そして、マスターは


「へー…佐々木くん達皆席が近いんだねっ」


そうだけど、何かずれてる‼︎


「ところで遥ちゃんちゃんと勉強してるの?」


「ゔ‼︎一夜ずけですが…」


「あなたは一夜ずけ向いてないのよ。…そうだ!佐々木くんに教えてもらったらいいじゃない‼︎」


「えっ!」


何故か間が空く…

三井さんの顔がどんどん赤くなっていく。

熱でもあるのか?


「そ!そんなっ!め、迷惑だよねっ!佐々木くん!」


「別に俺でよければ教えるけど」


「ほんと⁉︎佐々木くんがいいっ…じゃない……お願いします!」


何か口がごもってる…それに何故かニヤニヤしている七海さん。


「いやぁ…青春だね〜」


「は?七海さん?」


「休憩おわーり!続きっと!…そうだわ、ねぇ!皆で海かバーベキューしに行かない?」


「どうしたんですか?急に…」


「おっ!いいね」


「行きたい!」


「た・だ・し!行く子は…期末テストで赤点取らないことね!じゃ、佐々木くんよろしくね!」


なるほどそういうことか…

三井さんに赤点を取らせないよう、頑張るようにと工夫か……


あれ?

これ俺が大変な目に会うんじゃ…


「愛美ちゃんも清人くんも連れて行こうね!……あの…よろしくお願いします…」←もう1人バカ(赤点王)


「あ、うん…よろしく」


俺、オワタ…



落ち込んでいる俺に気づかず

笑顔の三井さん。

そして、






今回は空気のマスターだった。


「空気じゃないもんΣ(゜д゜lll)2言喋ったもん‼︎」



本日2回目の更新です!

なんか…どんどん喫茶から離れて行ってるような…?

まぁ、読んで下さってありがとうございます!

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