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虹色喫茶へようこそ!  作者: kotori
2/5

2メニュー・バイトの七海さん


「「ありがとございましたー」」


「んー…そろそろ休憩かしら」


「そうですね。七海さんお先に休憩どうぞ」


「そんな…悪いわ」


七海 えま (ななみ えま)22歳

大学4回生である。

バイトの中でまともな…まともな…いい人!(強調)


「七海さん今日は8時から来ていたんですよね?ここは俺に任せて休んでください」


「そう?ありがとう…」


「いえ…ところで店長どこ行ったんだろう?」


「そうねー…」


「あっ!佐々木くん!店長が呼んでるよー」


奥から三井さんが出てきてそう言う。


「は?どこにいるの?」


「休憩室!」


「……なんですって?」


その言葉を聞いた瞬間七海さんの表情が曇る。

あ、やばい

店長終わったな。

今日が命日かなー…なむなむ(合掌)


七海さんはマッハ0.5秒で休憩室に飛び込み

クーラーガンガンの部屋で上半身裸、寝転びアイスをたべながら漫画を読んでいた店長に、七海スペシャルハイパーキックが炸裂する。





そして店長はー…

動かなくなった。 チーン






「本当に仕事をしないんだからっ!」


「マスター死んじゃった?」

三井さんは、店長をつつく。

ピクリとともしない。


「バカ店長は放っておきましょう。さっ!仕事!仕事!」


そう言いながら、店長をベンチに持ち上げ、寝かせる。

…七海さんすごい力だ。


ところで、前から思っていたのだけど、七海さんは何故ここで働いているのだろう?

俺もいえないけど、こんな変人の店長の元で働くなんて普通はないのではないか。

まぁ、俺もいえないけど。


「七海さんはどうしてここの仕事をしているんですか?」


俺はふと口に出していた。

七海さんは不思議そうな顔をして俺を見た。


(あ、聞いてしまった)


と思った時には遅くー…


「…んーそうね…私はね元々こういう落ち着いた雰囲気の喫茶が好きなの。お客様がのんびり過ごせるように工夫されていてー……あとはねぇ佐々木くんと同じ!」


「俺と?」


「そう。……この話はまた今度ね」


「七海さん?」


「七海さーん!ケーキセット入りました!」


「はーい!佐々木くん。9番テーブルのオーダー任せてもいい?」


「はい…」


七海さんも俺と同じ…?

まさかー…






☆後日談☆


店長のその後



「お腹痛ーい…(>_<)」


「知りませんよ。クーラーガンガンの部屋で寝てたからでしょ」


「好きで寝てないもん!ななみんに蹴られて気絶してただけだもん!そういえば、ななみんは⁉︎」


「ああ…帰りました。」


「ええー‼︎」


「それと、七海さんが店長にって」


「え?」




店長へ


今日予約が入っているケーキぜーんぶ

よろしく♥︎




七海







その後店長は、腹巻きを巻きカイロを全体に貼って、ケーキを作りました。





2話目です!

読んでくださってありがとうございます!

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