第3話「ディズニー計画、そして安価の試練」
「せっかく初LINEだし普通の話しよ(≧∀≦)」
スマホの画面に表示された村田あやの返信を見て、俺は胸を撫で下ろした。
「あの安価、送るべきじゃなかったよな……」
スレ住人たちの無茶ぶりで送った**「ところでエッチって興味ない?」**。正直、高校生活がここで終わったと思ったが、彼女の返信は驚くほど穏やかだった。
「奇跡が起きたんだ……」と自分に言い聞かせ、スレに報告する。
226: 名無しさん@おーぷん
「お前、神対応じゃねーか!」
239: 名無しさん@おーぷん
「あやちゃんマジで天使。次は絶対ふざけるなよ!」
「確かに次こそは……」
俺はLINEアイコン――ミニーマウスの話題を拾って、自然に会話を進めることにした。
「ミニーのアイコンかわいいね。ディズニー好きなの?」
送信すると、既読がつき、すぐに返信が返ってきた。
村田あやの返信:
「好きだよ!ディズニーって楽しいよね!」
「ディズニー好き……これ、チャンスじゃないか?」
そう思いながらスレに報告する。
259: 名無しさん@おーぷん
「これ誘えよ!絶対いける!」
271: 名無しさん@おーぷん
「安価で決めよう。>>305な!」
スレ住人たちの勢いで次の安価が決まった。投稿内容はかなりストレートなものだった。
305: 名無しさん@おーぷん
「じゃあ今度行こうよ!来週の火曜なんてどう?」
「これ、送るのか……?」
ためらいながらも、安価には逆らえない。ただ、火曜日は予定があるため、曜日だけ木曜日にしてメッセージを打ち込み、送信ボタンを押した。
「じゃあ今度行こうよ!来週の木曜なんてどう?」
送信ボタンを押した瞬間、全身に緊張が走る。もし断られたら、この流れは完全に終わる。だが、彼女の返信は驚くほど早かった。
村田あやの返信:
「えっ、本当に!? 行きたい(*´︶`*)」
「マジか……!」
スマホを落としそうになった。まさか、こんなにあっさりOKがもらえるなんて――。
スレに報告する。
317: 名無しさん@おーぷん
「キターーー!!!」
321: 名無しさん@おーぷん
「勝ち確。お前、もう次は当日の計画だな!」
スレ住人たちの盛り上がりに背中を押され、俺はさらに話を進める。
「じゃあ、9時に現地集合でいいかな?」
送信すると、村田さんからすぐに返信が来た。
村田あやの返信:
「いいよ!楽しみだね!」
これで俺の人生初デートが確定した。だが、スレ住人たちは次の一手を考え始めていた。
332: 名無しさん@おーぷん
「ディズニーの後どうするかも決めろよ!」
346: 名無しさん@おーぷん
「ホテルの話題とか出せよ!」
359: 名無しさん@おーぷん
「いやいや、まずはディズニーの流れで!」
正直、スレの勢いに完全に振り回されていた。だが、俺は現実的に考え、まずはディズニー当日に集中することにした。
「とにかく、完璧なプランを立てよう……!」
411: 名無しさん@おーぷん
「服装とか気をつけろよ!」
426: 名無しさん@おーぷん
「財布忘れるな!あと奢れ!」
スレ住人たちのアドバイスを受けつつ、俺はデート当日の準備を進めることに決めた。だが、その夜、さらなる波乱を呼ぶ安価がスレに投下される。
507: 名無しさん@おーぷん
「当日の夜に『今日楽しかったね。次どこ行く?』って送っとけ。」
「次……いや、それはまだ早いだろ!」
俺はスマホを見つめ、頭を抱えた。果たして、この夏休みは一体どうなるのか――。
次回予告:
ディズニーデートが決まり、期待に胸を膨らませる孝之。
しかし、LINEでの何気ない会話に喜びつつも、「釣り合うのか?」という不安に揺れる心――。
デート当日までに、孝之は答えを見つけられるのか?




