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第34話 クラン集結

毎度のことながら更新遅くなってすいません。

他のクランはいずれ多分一覧で上がると思います。後ユウ達主要メンバーのステータス的なやつも多分あげます。

 ギルド内


 ゴブリンの襲撃から数時間後、カケル達はギルド内にてリュカ達聖光の守護者に何があったのかを改めて聞くことにした。


 「リュカさん、聖光の守護者の皆さんは一体何があったのですか?」

 「はい。僕達はゴブリンの住処を襲撃したんです。でもそこはもぬけのからだったんです」

 「それってあの姫さんから聞いてたところか?」

 「はい。でもリアーナ姫は嘘はついていなかったんです」


 そこからだった。リュカは震えるような声を押し殺して話始めた。話を進めていくうちに段々と声の震えは強くなっていきついには涙まで流してしまっていた。リュカは自分達が洞窟を抜け出した後の話をし始めた。


 「僕らが紫雲さんの技で外へ抜け出した時、先に王都へ行かせたはずの部隊がゴブリンによって全滅させられていたんです」

 「そして僕達もゴブリン達の襲撃にあったんです。初めの方はアリサさんや紫雲さんのおかげもあり、ゴブリン達を圧倒してたんですが、あいつがきて戦況が一変しました・・・」


 リュカは怒りと恐怖が入り混じったような声に段々と変わっていき、その存在への憎悪をあらわにした。


 「あいつ?」

 「はい、あいつはたった一人でアリサさんと紫雲さんの二人を下して、僕達もあいつに手も足もでずにやられました」

 「そんなやべー奴からよく逃げてこれたな」


 その言葉になのか、リュカは握っていた拳をさらに強く握り、悔しそうに事の顛末を話した。


 「紫雲さん・・・紫雲さんと一部の皆さんが殿を務めてくれて僕とアリサさんとあとの皆さんは何とか・・・逃げ切れたんです・・・」

 「リュカさん・・・」

 「僕が。僕が残ればよかったんだ!!!僕が残って紫雲さんとアリサさんを逃がしていれば良かったのに!僕は!僕は!怖くて!足がすくんでしまって!それを、それを見た紫雲さんが!」

 「お、落ち着いたくださいリュカさん!」


 リリスは錯乱しかけていたリュカに水を飲ませ落ち着かせた。リュカの精神状態の関係もあり、これ以上は難しいと判断したリリス達は一度休ませることにした。


 「最後に一ついいか?お前らが相手にしたあいつって誰だ?」

 「カケルさんこれ以上は!」

 「あいつは・・・あいつは突然現れたんだ。ゴブリンにしては異常に背が高くて、細身の筋肉質な奴だった。後あいつを攻撃しようとしたらいつの間にかこっちがその攻撃をくらってたんです」

 「ん。ありがとな」


 そうして、リュカは避難所の方にリリスと共に行った。

 

 「あの子大丈夫か?結構なトラウマ植え付けられとるな」

 「興味なーし」

 「あ、いたんだ転生コンビ」

 「何やそれ、俺らそんなつるんでないで。それよりカケルお前ちょいとツラかせや」

 「あ?」


――

数時間後


 「あ、あのーカケルさん、僕たちどこに向かってるんですか?」

 「知らね」

 「し、知らなってそんなぁー」

 「だって俺も場所言われて呼ばれただけなんだよ。ほらここだ」


 カケルは言われた場所まで来て扉を開けるとそこには巨大な円卓の机があり、その席には様々な人が座って居た。


 「お!来た来た。おーいカケルー!」

 「あの人誰ですか?」

 「えーと・・・なっちゃん」

 「ちゃうわ!直人やな、お、と!なおっちや!」

 「あ、そうそうそれそれ」

 「お前適当やな」

 「なおっち、そろそろ時間になる」

 「お、もうそんな時間か、カケルはえーとあ、あそこや」


 そう言って直人が案内した場所の隣にはギルドの受付嬢の人が座っており、その後ろで何人かの受付嬢と共にリリスがいた。


 「リリスじゃん。何してんだ?」

 「カケルさんにユウさんお二人も来られたのですね」

 「り、リリスさんこれって何の集まりですか?」

 「それは勿論ゴブリン討伐作戦の会議ですよ。ギルドに在籍している上位クランや有志の方を募りました。席に座っているのは上位クランの団長の方々です。ユウさん達も座ってください」

 「ユウ座れよ。俺隣で立って只者じゃない感だすspやるから」

 「え、エス・・・ピー?」


 ユウはカケラによってよって強制的に席につかされた。周りを見てみると名の知れたクランの団長やギルド内で名を聞かない事がないほどの実力者が顔を連ねていた。


 「す、すごい有名人ばかりですよ」

 「ん?そなの?」

 「そうですよ。彼らは我々ヴァリオルト・アースギルドが誇るクラン達です。まずユウさんの正面にいるのがクラン蒼炎の牙、団長アレス・グレンウィンドさん。その隣にいるのが毒蛇の邪骨団の団長ゼフィルさん。さらにその隣にいるのは白銀の狼団長レオンさん。さらにさらに隣にいるのはア・・・」

 「わかった、わかったもういいわ。覚えきれねーよ」

 「そんなクランが大勢集まってるなんて」

 「ええ、今回は国王自らヴァリオルト・アースギルドへ依頼されたのです。ですから我々も今回のゴブリン討伐は失敗ができないので」

 「話はそこまでにしろリリス。もうすぐ始まるぞ」

 「あ、はいすいません」


 席に座って居た受付嬢の人の一声によってリリスは元の位置に戻った。その後会議の時間が始まった。


 「皆さん、まずはお集まりいただき誠にありがとうございます。早速なんですが、」

 「その前にちょっ〜といいか?」


 始まってすぐに手を挙げた人物を皆が一斉に注目した。手を挙げた人物は先ほどリリスさんが説明してくれた毒蛇の邪骨団団長のゼフィルだった。


 「何でしょうかゼフィルさん」

 「今回のあのカスどもの王都襲撃をよぉ事前に察知しておきながら、何処ぞの王都最強クラン様は防げなかったって聞いたんだがぁ本当なのかぁ?」

 「それは・・・」

 「しかもよぉ〜そのクラン様はカスども相手にボロクソにやられたって聞いたんだがぁ?」


 ゼフィルと呼ばれた男の後ろにいた仲間らしき者たちもくすくすと小馬鹿にした笑いを浮かべていた。


 「実際よぉ〜うちのクランからも何人か死んだり、連れ去られたりしてんだよ、その責任はどうとるつもりだぁ?」

 「黙れ白蛇」

 「あぁ?」


 ゼフィルの隣に座っていた蒼炎の牙団長アレス・グレンウィンドが睨みつけながらゼフィルの話を遮って止めた。


 「この場はゴブリン共を討伐するために集まった場であって責任追及をする場ではないぞ。わかったらその口を閉じ、黙って座っていろ」

 「随分と偉そうな口聞くじゃね〜かぁ?お前ぇ誰に喧嘩売ったか分かってんだろうなぁ〜あ?」

 「それはこちらのセリフだ」


 二人の気迫によって会議室は地震が起こったかのように揺れ、何人かその気迫に気圧され意識を失ってしまった。


 「お、お二人とも落ち着いてください!」

 「リリは下がっていろこの男には少し礼儀を教えてやらんといかん」

 「おんもしれぇじゃねーか!いいぜ?かかってこいよ?ただし毒の海に沈められたくなかったらなぁ!」

 「はいはい、そこまでそこまで」


 二人がぶつかり合おうとした次の瞬間、二人の間にいつの間にか割って入った男がいた。


 「てめぇ〜何の真似だぁ?」

 「カイル邪魔をするな」

 「喧嘩はよそうぜ?せっかく一緒のギルドに所属して仲良く生活してるのにさ?それに周り見てみなよ何人か意識失っちゃってるよ?」

 「あ、あの人いつの間に」

 「カイルさんすいませんありがとうございます」

 「いいって、いいって、それよりも早く会議進ませましょうよ」


 二人の間に割って入った男、カイルはすぐに自分の席に戻って座り緊張感のまるでない声色でその場を収めた。


 「余裕たっぷりで羨ましぃなぁ。自分のクランの仲間が何人も犠牲になったってのによぉ」

 「自分のクランって・・・あの人ってまさか!?」

 

 ユウはリリスの方を振り向いた。

 リリスもユウの考えた事を察し肯定するようにうなづいた。


 「ユウさんの考えている通りです。この方は聖光の守護者の団長のカイル・ヴァレンシアさんです」

 「じゃあ、この人がアリサの上司!?」

 「君アリちゃんのこと知ってるのかい?」

 「え、あ、アリ、ちゃん・・・?てあれあの人どこに?」

 「う、し、ろ、だよぉ!!」


 カイルはまたしてもいつの間にかユウの後ろに立っており、ユウを驚かせた。


 「え、あ、いつの間に!?」

 「へぇ〜君が噂のユウくんか」

 「う、噂?」

 「うん。君と君の仲間達なんだろ?多頭の魔物を討伐したの」


 カイルのその一言によって、今まで眼中にもなかった筈のユウに一斉に視線が向けられた。

 

 「あいつが?」「嘘だろ?アリサが負けた奴を討伐できるほどの奴には見えないぜ?」「魔力なんて平均以下よ」「でもカイルが言ってるんだぜ?」


 ユウの姿を見たクランのメンバーや有志の冒険者達はざわざわと話し出した。


 「あ、あのーそろそろ会議の方に戻ってもよろしいでしょうか?」


 そんな時だったリリスさんが少し困ったような顔で声を上げた。カイルさんはすぐに席に戻り、先ほど睨み合っていた二人も落ち着きを取り戻し、ざわついていた人達も皆一斉に静まり返り会議は再開された。

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