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第26話 vs聖光の守護者

すみません。またも今日中に投稿が出来ませんでした。

 アリサの言葉に僕達は唖然としていた。アリサの目は本気らしく有無を言わせない強い意志を感じた。


 「え、ちょ、ちょっと待ってよアリサ、いきなりどうしたんだよ」

 「ユウ悪いんだけど、今回のリアーナ姫からの依頼は私達に任せて欲しい」

 「いや、で、でも・・・」

 「そもそもあなた達はギルド規定のルールに反していることを理解しているの?」

 「なんかそんなのあったな」

 「そう言えばそうね。ゴブリンの討伐は私達のランクじゃ無理ね」

 

 リアーナ姫からの直接の討伐依頼という事に舞い上がっていたユウ達はアリサに指摘され自分達がルールに反することをしている事に気がついた。


 「何よりもユウとあなたは一度破っている。二度はない」

 「厳しいな、お前の女」

 「はい。・・・だ、誰がですか!!!」

 「まぁ、そんなルールがあったなんて知らなかったわ。ごめんなさい」

 「そうゆう訳なので、姫様からの依頼は私たちが引き継ぎ、」

 「では、両方にお願いしますね!」

 「はい?」


 リアーナ姫の提案が意外だったのか、アリサは思わず少し高めの声を上げた。


 「あ、あの・・ひ、姫様。今の話聞いてましたか?」

 「はい。聞いた上で言ってますよ?」

 「じゃあ、私達だ、」

 「ですが私はユウさん達に任せたいのです」


 しばらく、アリサとリアーナ姫の二人で問答を繰り返していたが、一向に話がつく気配がなく僕達はどうしていいか分からず、その場で立っていた。


 「カケルさん、どうしましょう」

 「どうもこうも、めんどくさそうだから帰ろうぜ」

 「賛成。あのクランがいるなら私達いらないでしょ。せっかくドレス買ったのに無駄になったわ」

 

 カケルとマナは早々に退場しようと扉から出ようとしたその時だった。


 「では、こうしましょう!今からユウさん達と聖光の守護者で3対3の決闘を行いましょう!」

 「「はぁ〜?」」

 「な、何を、言ってるんですか!?ユウ達と決闘なんて・・・」

 「勝つ自身ないんですか?」

 「いえ、そうゆう問題ではなくて」

 「まさか、あの聖光の守護者が逃げるなんてこと、ないですよね?」

 「・・・いいですよ。やりましょう」

 「え、ちょ、アリサ!?」

 「では決まりですね!早速闘技場に案内しますので皆さんさぁさぁ!こちらへ!」

 「え?え?ちょ、ちょっと待ってくださいよぉー!」


 リアーナ姫に言われるがまま僕達は城にある闘技場へと案内された。闘技場は広く、多くの騎士たちが模擬訓練を行っていた。


 「皆さーん!訓練中に失礼します!今からここで我ら王都が誇る最強クランの聖光の騎士団と期待の新人であるユウさん達が決闘を行うので少しの時間、ここをお借りしてもよろしいでしょうか?」

 「はっ!了解いたしました」


 訓練中の騎士達は場外へ移動し、ユウ達はそれと入れ替わる様に闘技場へと入場した。


 「それでは早速始めましょうか。どちらが今回の私の依頼を受けるのかを決める決闘を!」

 「審判は私がさせていただく、両者正々堂々と闘うように」


 以前リアーナ姫と共に助けた騎士が審判として闘技場の真ん中に立ち、僕達とアリサ達の試合が始まろうとしていた。


 「最初誰が行くのよ」

 「中々面白い展開になってきたな!」

 「何処がですか!全然面白くないですよ!で誰行きます?」

 「じゃんけんで決めるか」

 「賛成」「僕もそれでいいですよ」

 「「「じゃーんけーんぽんっ!」」」

 「最初の者、でろ!」

 「うっ、うっ、何で僕が最初なんだよ」

 

 じゃんけんに負けたユウは泣きながら闘技場の中央に足を運んだ。


 「両者、姫が見ている。姫様の期待に応えることができないなんてことは許されないからな」

 「え、えっとユウです。よ、よろしくお願いします・・・」

 「リュカと言います。よろしくお願いしまーす!」

 「では、初め!」


 こうして王都最強クランである聖光の守護者との決闘の火蓋が切って落とされた。初戦の対決はユウと緑色の髪で童顔の少年だった。少年はユウよりも背が低く、童顔だからなのかまだ幼さを感じさせる顔つきだった。


 「正々堂々とやりましょうね!」

 「え、あ、はい」

 「じゃあ、早速遠慮なく行きますね」


 そう言うと少年はクラウチングスタートの構えをとったとおもったら、一瞬でユウの目の前に現れた。


 「な!?はやっ、!」

 「早いだけじゃないですよ!」

 「ガハッ」


 ユウは一瞬の隙をつかれてみぞおちに膝蹴りをくらい倒れ込んだ。ユウは今にも吐きそうな気持ちを抑えながら床でもがいていた。


 「ね?威力も中々のものでしょう?」

 「ぐっ、ガハッゴホッ」

 (は、早すぎる・・・!?)


 ユウは何とか立ち上がったが、立つのもやっとの状態となっており、これ以上の続行は不可能と判断された。


 「そこまで!」

 「先鋒、聖光の守護者!」

 「あらら、ユウ見せ場なく終わっちゃったよ」

 「それにしてもあいつ早いわね」

 「うぅ、め、面目ないです」

 「いやお前は良くやったよ。しっかりと立ち上がったしな」

 「後は私たちに任せときなさい」


 そう言ってマナさんは中心へと歩いて行った。次の対戦相手である聖光の守護者は、胸がでかく、それを強調する露出度の高い服を着たマナさんと同じ魔法使いであった。


 「へぇ、この私に魔法で勝負するんだ。身の程って奴分からせてあげるわ」

 「あら、胸の割には度胸あるのね?」

 「な!?は!?む、胸は今関係ないでしょ!?」

 「ふふっ好きだらけよ?ふぅー」

 「うぎゃあ!?!?」


 いきなり耳に息を吹きかけられたマナは素っ頓狂な声を上げながら、その場で座り込んでしまった。


 「い、い、いきなり何すんのよ!」

 「だって、可愛かったからつい、お姉さんからかいたくなっちゃったの許して?」

 「ゆ、る、す、わ、け、ないでしょーが!!!」

 

 そう叫びながらマナは魔法陣を展開しながら雷撃を相手に発射した。バチッ!という音が聞こえ相手を見たが、相手も同じ魔法を使いそれを相殺していた。


 「その年で詠唱なしで魔法使えるなんて、相当努力したのね。よしよししてあげようか?」

 「あんたこそ、変態露出狂かと思ったら中々やるじゃない。バカにするんじゃないわよ!」

 「変態じゃないわ。イーナって言うわよろしくね?お嬢ちゃん」

 「私だってマナって名前があるのよ!覚えときなさい!」


 その後、両者は互いに互いを警戒しながら相手の出方を伺っていた。しばらく経った後、最初に沈黙を破ったのは聖光の守護者の魔法使いだった。


 「ふふっ、このままじゃ埒があかないし、少し本気出してあげるわ!"精霊よ・我に力を授けよ・無限に続く炎で・怨敵を焼き尽くしなさい!」

 「"エターナル・フレア"!」


 "エターナル・フレア"、その名の通り永遠に燃え続ける炎であり、対象が燃え尽きて灰になったとしても消えない高等魔法を四節詠唱で唱え、膠着状態を打破しようとした。そしてあわよくばこれで終わりにするつもりでその魔法を放った。

 

 「ふふっ、ごめんなさいね。このレベルの魔法は初めて見るかしら?しっかりと味わいなさいね?」


 くすくすと笑いながらイーナはしょうりをかくしんした。しかし・・・


 「・・・あんた、私を舐めすぎよ。我に害する全ての物を反射せよ!"リフレクター"!」

 「な!?」


 そう唱えたマナさんの目の前に透明なガラスの様な物が現れ、先ほど相手が唱えた"エターナル・フレア"は、それによって唱えた本人の所へ跳ね返り逆に相手を燃やした。


 「ぎぁあ!あ、熱い!熱いよぉぉ!だ、誰か、み、水を水ぉぉぉぉ」

 「多分、まともにやったら私が負けてたかもね。でも相手をみくびって、油断する様な奴に私は負ける気ないから」


 そう言いながらマナさんは燃え盛る相手に見向きもせずに僕達の元へと戻っていった。

 

 「や、やっぱりマナさんは凄いですね!かっこよかったです!」

 「ふ、ふん!別にあんた達の為に勝ったんじゃないから!あんな女に負けるのが悔しいと思ったからだから!」

 「お疲れ様、ゆっくり休んどきな」

 

 絵に描いたようなツンデレを披露したマナを横目に最後の決闘を行う為、カケルが中央まで歩いて、アリサと相対した。


 「では!これより最終戦を始める!」


 その掛け声と共にカケルとアリサは同時に動いた。

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