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第14話 幼馴染とダンジョンへ

すいません。昨日が色々忙しい一日となっていた為、投稿が今日になってしまいました。

 扉を開けて入って来た3人はあの時、僕を見捨てて王都に旅立った幼馴染だった。僕は3人を見て思わず立ち上がってしまった。それに3人は気がついて僕は本日2度目の幼馴染との再会を果たした。


 「はぁー?お前もしかしてユウか!?マジかよお前みたいな奴が何で王都にいるんだよ?」

 「あー!ほんとだぁー久しぶりぃー」

 「故郷の村に引き返したとばかり思っていたぞ」

 「なんだよ。お前もまさかこのギルドに入ったのか?お前なんかがこのギルドでやっていけるわけねーだろ?とっとと帰れって前言わなかったか?」

 「い、いや僕だってやれるかもしれないじゃないか・・・」

 「何をだよ!?どうせここに来れたのだってたまたまだろ?」

 「たまたまじゃないよ!僕だって頑張って来たんだ」

 「頑張って来た?お前が!?お前なんかが頑張った所で何ができるんだよ!?使えない奴ってのはどんなに努力しようが一生使えないんだよ!」

 「お前みたいな奴はな、俺みたいな天才を輝かせることくらいしか出来ないんだよ!わかったらとっとと村に帰りやがれ踏み台がよ!!!」

 「たまたまじゃねーよ」

 「そうですよ!バンさん前にもここで喧嘩をした時に言いましたよね?暴言は控えてくださいって」


 ここまで黙っていたカケルさんとリリスさんが口を開いて僕たちの間に割って入った。


 「何だよリリちゃん。そんなにピリピリするなよ。俺には今のうちに媚び売っといた方がいいぜ?いつかこの世界に名を刻む事になるからな!・・・で?お前誰だ?」

 「俺はカケル。ユウと一緒にパーティ組んでここまで来たんだよ」

 「は?マジかよユウみたいなカスと組んだとかセンスねぇなぁ!」

 「お前のそのデカい声よりはセンスあると思うぜ?天才君」

 「・・・お前、俺をバカにしてるだろ?」


 そう言ってバンは背中に背負っていた剣を引き抜き手にした。


 「これ、何かわかるか?」

 「剣だろ???」

 「ただの剣?バカかよ俺は剣は剣でも宝具だよ!」

 「ほうぐ?」

 「宝具はダンジョンで稀に見つかる圧倒的な力を宿した武器のことです」

 「そんなすげぇんか」

 「使いこなせれば、宝具の種類によってはそれこそ歴史に名を残すくらいのことは余裕で出来ちゃいますよ」

 「その通り!俺はこの宝具を使って歴史に名を残すんだ!俺は世界に選ばれた存在だからなきっとこの宝具もその俺にあった武器だしな!」

 

 バンは自信満々にそう言った。カケルさんは呆れて言葉も出ない感じにリリスさんは少し困った様子でそれを見ていた。


 「それに俺たちには新しい仲間もいるしな!なぁマナ!」

 「なによ?私今あんた達の尻拭いの為に使った魔力を溜まるのに忙しいんだけど」


 バンがそう叫ぶとユーリャとアカネの後ろから杖を持った赤い髪をした女の子がそう言ってでてきた。


 「紹介するぜユウ!こいつが俺のパーティの新しいメンバーマナだ!後衛が得意でな!こいつが加入した事によって俺やアカネは遠慮なく敵に突っ込んでいけるんだぜ!」

 「誰よこのパッとしない奴らは」

 「あっちの奴が前のメンバーだったユウって奴で、そっちの男はしらねぇ」

 「ふーん。あんたがこのチームの前のメンバーの・・・」


 そう言いながらマナと言う子は僕に近づいて、ジロジロと僕を見てきた。

 

 「何よこいつ、ほとんど魔力を感じないじゃない」

 「だろ?俺達がこいつを脱退させた理由も分かるだろ?」

 「別に」


 そう言ってマナと言われていた女の子はカウンターに行き食事を食べに行った。


 「まぁいいや。それじゃあなユウ。せいぜい死なないように頑張れよ!まぁお前じゃあ無理だろうけどな!」


 そう言って大声で笑いながらバンはアカネ、ユーリャと共にマナがいる机へと足を運んだ。


 「はぁ……申し訳ございません。ユウさん、カケルさん」

 「い、いえ僕は気にしてませんから。昔からですし」

 「俺にはそもそも目も合わせてくれなかったぜ」

 「彼らは王都に来て宝具を見つけてから、確かに快進撃とも言える速さでDランク冒険者になってはいますが、最近は伸び悩んでいるようであまり構わず喧嘩をよくしているんですよ」


 バンは昔からそうゆう気質があったから、さして驚く事はなかったことをリリスさんに伝えて僕たちは改めてダンジョンに出かけることにした。

 

 ――


 その日の夜、僕たちはダンジョン探索で手に入れた宝石などを売ってお金にしてホテルに泊まっていた。


 「にしてもお前、言われっぱなしだったな。もう少しは言い返えしてもよかったんじゃないか?」

 「そうですね。はは…でも言ってることは事実だから何も言えないんですよね」


 事実僕は王都に来るまでにも何かが出来たかと言えば何も出来てない。レノバ村の一件でも結局は全部カケルさんが解決して、僕はただ逃げ回っていただけだ。足を引っ張っていた。だからバンが言うことは間違ってない悔しい気持ちは勿論あるけど。


 「まぁ安心しろよ。あいつよりお前の方が見所はあるぜ?だからそんな顔すんな!お前まだ10何歳だろ?まだまだ諦めるには早いよ」

 

 不器用だが僕を励ましてくれている事がわかった。


 「ありがとうございます」

 「おう!」


 そう言って僕達はベッドで寝た。

 

――

次の日とあるダンジョン内にて


 「こっちです!急いで!」

 「もう!何なのよ!あいつらもこいつらも!」


 僕は今とある事情からマナさんと共にダンジョンの地下にいた。一体何故こうなったんだろう……やっぱり、あの時のリリスさんの言葉は聞いとくべきだったと僕は後悔しながら走っていた。

 


 

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