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クラスで異世界転移

俺は道明寺悟、普通の高校生だ。

今日も変わり映えしないいつも通りの生活を送るはずだった。

修「おう!悟、いつも遅いなお前は…」

こいつは和泉修、幼稚園の頃からの仲で高校も一緒の所に行った。

悟「良いんだよ、間に合ってるんだから」

修「だからといって一分前に来るのはおかしいだろ」

悟「そう言われるとな…」

『ガタガタガタ』

悟「なんだこの揺れ?」

修「地震じゃねえの?」


「ねぇ、なんか床光ってない?」

そう言う女子の声が聞こえ下を見ると確かに淡い光が出ていた。

悟「なんだこれ…?」

その瞬間──

悟「うわっ!?」

教室全体を眩い光が包み込んだ。

─────────────────────

修「さ•••とる?…悟?大丈夫か?」

悟「ぅぅ…」

修「おお!やっと起きたか!心配したぞ!?」

悟「ごめん、というかここは?」

修「俺もよくわからんが建物内みたいだな、しかも結構豪邸だぞ」

周りを見てみると、大半の生徒が目覚めている様だった。

ガヤガヤ

皆が困惑し話していると・・・

???「皆様方!ようこそおいでくださいました!」

謎の男が現れた。

透「すまない、聞きたいことがあるんだが?」

そう言ったのはクラスのリーダー的存在である佐渡透だった。

???「聞きたいことは分かります、ここはシエル王国、そしてあなた方は魔王軍に対抗するための勇者として召喚されました

「勇者!?」「なんでそんな…」「これって異世界系か?」

各々、喋っていると

京佳「私達は帰ることはできないの?」

と楓原京佳が言う。京佳はザ・女子のまとめ役でこいつのおかげでクラスは平和なのかもしれない。

???「申し訳ありませんがそれは出来ません」

力也「なんで帰れねぇんだよ」

と、クラスの問題児の後藤力也が言う

???「皆様方を召喚した魔力でこの王国の魔力は枯渇しているのです、あるとしたら魔王を倒すことでしょうか」

京佳「でも、私達はただの一般人よ?魔王を倒すなんてとてもじゃないけど無理じゃない?」

???「それは心配要りません、あなた方にはそれぞれの役職という物があります、役職はあなた方の使える能力と言えば分かるでしょうか、例えば剣士、これは読んで字のごとく剣が扱える様になる能力ですね」

透「なるほど、その役職は自分で見ることは出来るのか?」

???「まだ出来ませんが、この水晶に手を翳すことで初めて自分の役職を確認できます」

そう言われると、全員ぞろぞろと並びだし順々に役職を確認していた。

???「おお!素晴らしいあなたの役職は勇者です」

透「僕が勇者か…」

『キャー透くん♡』

透が勇者か、というか相変わらず人気だな。

???「おお!あなたも素晴らしい役職だ、大魔道師です」

京佳「まあまあ良いじゃない」

続々と皆やっていったが、佐渡と京佳の役職が抜けている様に思えた。

修「おっしゃ!俺の番か」

???「あなたの役職は剣士です」

修「くそーあいつらみたいな派手な役職だったら…」

次は俺の番だが男は不敵な笑みを浮かべていた。

???「あなたは水晶に触れなくても良いですよ」

悟「え?」

???「詳しいことは後で話します」

皆の役職の確認が終わり地上へ案内された

???「ここで待ってて下さい」

悟「あっ、はい」

数分後、男が戻ってきた。

???「着いてきて下さい」

俺は皆と逆の下の階へ進んでいった。

???「ここです」

そこを見るといかにもな扉があった。

???「最近、餌の補充が足りなくてですね、あなたにその役職を背負って欲しいのです。」

悟「なんで・・・」

???「それは、貴方が役職『なし』だからです」

悟「!?」

???「それでは、さようなら…」

ドン

背中を押され、俺は部屋の中に閉じ込められた。

餌って、俺のことか?

突然背筋に悪寒が走った。

グルルルル

後ろを振り向くと、そこにはドラゴンがいた。

餌って、ドラゴンの餌かよ!?

グワッ

と食べられる寸前だった。

───?なんだ?

ドラゴンが突如大人しくなった。

????『聞こえるか…』

悟「えっ?誰だ今の」

????『目の前にいるぞ…』

もしかして、ドラゴンが喋っているのか?

悟「お前なのか?」

ドラゴンが頷く

????「何故俺を食わないんだ?」

『昔の主と同じ気配を感じたからな、名を何と言う?』

悟「悟…道明寺悟」

テナント『サトルと言うのか、覚えておこう、我の名は業火龍テナント…』

悟「質問なんだが・・・」

テナント『なんだ?』

悟「脱出することはできないのか?」

テナント『それは無理だな、同族が壁を削っているが貫通する気配がない』

悟「同族?」

テナント『•••案内しよう』



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