表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なんでも戦隊ヨロズレンジャー  作者: 匿名戦隊ダレナンジャー
第七話 毒の華!ああ愛しのキアラ姫!?
56/66

7-1





「そ、そうだ……!この人、回復してあげないと……」


正直、私を襲うような最低な男だし助けたくなかったけど。

私はヒーローの一員だから、死にそうな人を見捨てる訳にはいかない。


黛さんに連絡して回復してもらおう……そう思った瞬間、ちょうど黛さんから着信が入った。


「もしもし、黛さん!突然申し訳ないんですけど、また怪我人が出て……!」

「ごめんなさい!それどころじゃないんです!こっちがとんでもないことになってまして……!」

「とんでもないこと、ですか?」

「治癒した筈の皆さんが、苦しみ出しているんです……!!」

「……え?」




「ぐあああぁぁぁ!!!!」


突然、私の後ろで倒れていた男が呻き出した。

驚いて振り返ると、吐血している。

う、嘘でしょ!?そんなに重症だった!?


「ち、ちょっと……大丈夫ですか……!?」


恐る恐る近寄ってみる。

……見ると、先程よりも紫色の痣が濃く、どす黒い色に変化している……!!


「もしもし茂部さん!まさかその人も被害者なんですか!?」

「は、はい!そうです!」

「参ったな……放っておく訳にはいきませんね。僕は行けないので、京極くんに迎えに行って貰います……!」


京極くんなら空が飛べるからすぐに黛さんのところに運んでくれるってことだろう。

その間も男はずっと呻いていたが、私にはどうにも出来ない。

とにかく、京極くんを待とう。





「おい、そいつが被害者か」

「う、うん……!急にこうなっちゃったの……!」

「やはり、痣が黒くなってるな」

「そっちも、そんな感じなの……!?」

「今は話している暇は無い。状況を知りたいならさっさと帰って来い」


京極くんは男を抱え、さっさと飛んで行ってしまった。

私はその場に一人残される。


と、とにかく早く帰らないと……!

えっと、多分会長の研究室で良いんだよね?


私は急いで会長の研究室へと向かった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ