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「ほら、やっぱりあっただろ!?」
嬉しそうに笑う皇くん。
しかし私は……
「……えっ?」
何とも情けない声を上げてしまった。
だってそこに、黛さんの腕にあったのは────
《04》の痣だったのだ。
「え、えっと……」
私が戸惑うのは当然だった。
だって肆号の証である痣は私、昨日見てるもの。
まゆみ翡翠さんの腕に、しっかりあった。
しかも彼が戦う姿だって私は見ている。その場に黄泉くんもいたんだから、私の幻覚ってことでは無い筈だ。
つまり翡翠さんは本物の肆号だった。
その痣がここにあるということは、黛さんは偽物か、それとも。
「……まゆみ、翡翠さん?」
翡翠さん=黛さんか。
このどちらかの可能性しかない訳で。
「そういうことです。内密に、お願いしますね?」
……どうやら、後者が正しかったらしい。
「???モブちゃん、まゆみひすいってだれだ?」
皇くんは知らないらしい。
うん、確かにこういうのに疎そうではある。
いやいや、そんなことより……!!




