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「……はあ、」
「やっぱり……ショックだった?」
あの後、黄泉くんは色々プレゼンを試みるも会長のセンスの前に倒れることになってしまった。
とりあえず一旦解散しようという流れになったので、帰る方向が同じである私と黄泉くんが一緒に帰っている訳だが……。
「ショックだけど、諦める気は無いよ」
あら意外。
てっきり破天荒な会長にバキバキに心を折られたものかと。
「というかあの人達は誰か止める人が居ないとやばそうな気がする。だから僕がプロデューサーとしてしっかり手綱を握っておかないと……!!」
「う、うん。がんばれ……?」
うわあ。何か変な方向に火がついちゃったみたいだ。
これは当分諦める気は無さそう。
私は別に良いけど、戦いに巻き込むのはなあ。
黄泉くんも、ヒーローだったらいいのに。
「!?」
「どしたの?急に立ち止まって」
そうだ!黄泉くんもフェスにいたなら、ヒーローの力が宿っている可能性は十分にある!
というか何で気づかなかったんだろう!!
「よ、黄泉くん!あの!」
「ふふ。なあに?そんなに慌てちゃって♪」
「黄泉くんの身体に、何か数字の痣とか出来てないかな!?」
「数字の痣?」
彼はもうヒーローについて知っている。
痣について話してしまっても良いだろう。
「……つまり、ヒーローの力が宿った人に痣が現れてるってこと?」
「そういうこと!ねえ、身体のどこかにないかな!?」
「なら僕には痣は無かったよ」
「見えにくいところとかにある可能性もあるから、良かったらちゃんと確認させて欲しいんだけど……!!」
「やだぁ。脱がせたいっていうの?モブ子のえっち♪」
「茂部ですけど!!というかふざけてる訳じゃないの!真面目に……」
「それに、もしあったとしても戦えないよ。僕には向いてないもん」




