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なんでも戦隊ヨロズレンジャー  作者: 匿名戦隊ダレナンジャー
第三話 冷静な青!弍号参上!!
23/66

3-10






「なんだか随分ご都合だけど、二人共お願い!!」


私が号令をかけると、二人は手を振り上げて勢いよく叫んだ。






「ぶっとべ!暴発(エクスプロージョン)!!」

「貫け、氷槍(アイシクルランス)!!」






「え、嘘……俺魔法なんて対策してきてな────────」


無数のつららの後、大爆発。


え、これもしかしてグッスリン死んでない?グロいことになってない?

いや確かに敵なんだけどさ、なるべくそういうグロ系な展開は避けたいっていうか……【残酷描写あり】って書いてないし。




「ち、ちくしょう!!これで勝ったと思うなよ!!覚えてやがれーーーー!!」


あっ生きてた。そんで逃げた。

良かった。敵とはいえそういう後味悪いのは見たくないし……トラウマにもしたくないし。


「か、勝った!倒したぞ京極!」

「倒せていない。逃げただけだろう」

「というかお前、一緒に戦ってくれたよな!仲間になってくれるってことだよな!?弍号になってくれるってことだよな!?」

「……っ、あれは、自分の身が危険だったから……!」

「何言ってんだよー!ノリノリで魔法唱えてくれたじゃんか!お前もそういうのに憧れた時期があったんだろ?」

「う……!ず、随分昔の話だ……!」


おお、否定しないんだ。

というか随分距離が近くありません?

大丈夫!私そういうの嫌いじゃないから!


「まあ詳しくはこの後説明するから、皆で会長のとこ行こっか」

「会長?だあれ、それ?」

「会長ってのは、私達にヒーローの力を与えた────」













……待って。今の誰!?

どう考えても皇くんや京極くんの声じゃなかったよね!?





「へえ、秘密基地みたいなとこがあるんだあ」

「!?!?だ、誰!?いつの間に!?」

「さっきからずっと居たぜ!」

「なら何で言ってくれないかな!?バレちゃったじゃん!!」


ああもう!結果的に京極くんは弍号だったから良かったけど、今日何か無関係な人に正体バレ過ぎじゃない!?

絶対バラすなって会長に言われてたんだけどね!?


「あ、バレちゃいけないことだったんだ?」

「!!」

「僕、秘密聞いちゃったね♪」


先に謝っておこう。

電話切ってないし、多分会長にも聞こえてるし。




「バラされたくなかったら、僕のことも秘密基地に連れてってよ♪」




会長、マジでごめんなさい。




第三話 終われ。




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