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なんでも戦隊ヨロズレンジャー  作者: 匿名戦隊ダレナンジャー
第三話 冷静な青!弍号参上!!
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3-8




「ふはは!待たせたな!俺は帰ってきたグッスリンだ!!」


って、怪人ってグッスリンかよ!

いやいつかは再戦に来るのかなあとか思ってたけどさ!早いよ!グッスリンリターンズが早すぎる!


「出たなグッスリン!」

「俺はリベンジに来たのだ!今日こそお前達を倒してやる!」

「させねえ!京極は俺が守る!」

「何気持ち悪いこと言ってるんだ!というかこの状況は何なんだ!?」

「京極、今から言うことは信じられねえかもしれねえ!でも全部信じろ!」

「はあ!?無茶を言う……!」

「良いから!この世界は魔王軍に狙われてて、一年後に滅ぼされるんだ!そして魔王軍はこうやって手下である怪人を送り込んでくる!それに対抗出来るのが、今は俺しかいねえ!」




「そうだな!だからまずは貴様を潰そう!グッスリン、ねむねむ光線〜!!」


いや前はねむねむビームって言ってなかったっけ!?曖昧なの!?

って、そんなこと言ってる場合じゃ……!!


「皇くん!避けて!!」

「えっ」


ああっ!ビームが皇くんを貫いちゃった……!!


「す、皇くん!大丈夫なの!?」








「すやあ」


って、寝てるーーーーーー!?!?


「はっはっは!グッスリンねむねむ光線は食らった相手を眠らせてしまう技なのだ!ちなみに身体に悪い成分は含まれておりません!」

「えっと、つまり……寝るだけ?」


そ、それなら良かった!!

思いっきり身体を貫いたから心配したけど何ともないんだね!?





「いや、唯一魔王軍に対抗出来る相手が居なくなったんだが?」





……そうだった!!

皇くんが眠らされたら誰が戦うの!?私!?

いやいや無理だから!私に戦闘能力は搭載されてないから!!


「さて、お次はこいつだ!」

「!?な、何を……!!」


しまった!皇くんに気を取られていて、守るべきはずの京極くんを忘れてた!!


私の隙をついて京極くんはグッスリンによって宙に浮かされてしまった。

というかグッスリンそんなことも出来るの!?


「やめて!その人は関係ない!!」

「関係なくは無いさ!この世界はいずれ魔王様のものになる!邪魔な人間は皆殺しておかないとなあ!!」


くっ!そんなネタキャラみたいな見た目なのにやることは魔王軍っぽい……!!




「おい今俺を馬鹿にしたな?」

「だからナチュラルに心読むのやめて貰っていいかな!!」

「許せん!今すぐこいつを地面に叩きつけてやる!!」


嘘でしょ!?

そんなことしちゃったら死んじゃう!!


「ほう。人間はそれくらいで死ぬほど脆いのだな!?なら好都合だ!!」

「い、いや……!!やめ────」




「死ねぇぇえええ!!!!」




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