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37好敵手マーメイドウルフ

部屋は一階にリビングの様な大きい部屋とキッチン。

一通りは揃っているみたい。


お風呂は水は出ない代わりに簡易魔石が置いてある。

マナを込めると水やお湯が出る代物。


私は使わなくてもお湯を出せるけど久々に使ってお湯を出し早速二人とも順番で入った。


ふーさっぱりさっぱり。


二階には寝室があり部屋には大きめのベッドが一つ置いてある。

うん、何度見ても一つだよ。

半分こ出来ない。


窓から外を見ると結構暗くなっていた。

もう月が綺麗です。

なんてことでしょう。

お部屋で夕顔ちゃんは何かメモをしたり読んだりしている。


私はスケルトンちゃんを生成してはガラガラを繰り返している。


もう良い時間みたい。


「そ、そろそろ寝たいんだけどどうしようか?」

「あぁ、うん。一緒に寝ようか、ベッド一つしか無いし、布団も無いし」


「よろしくお願いします」

「い、いや、そんな畏まられても恥ずかしいよ…………」


「寝相とか、多分大丈夫だと思うけど、寝言とかも、あったらごめんね」

「それは…………お互い様だよ、うん何か有ったらごめんね」


「え? 何かって…………何かは知らないけど」

「もう夫婦だね」


「あはは。不束者ですが、また明日よろしくお願いします。おやすみ」

「あは。うん、おやすみ」




タッタカタータラララー。

何かが大当たりした様な音が私の中で鳴っている。

しかし私は柔らかい何かに包まれて気持ちよく眠っている、幸せ。


『ん。またかい、やっと回復してきた所なのに今度は何だよ』


レベルが上がりました、どの特典を使いますか?


→朋ちゃんの基礎的パラメータのアップを図る(スピードスタミナにパワーに体力、満遍なく上がるよ)

→朋ちゃんの友達へ介入する(誰でも良いよ? その子の願いを叶えよう)

→朋ちゃんの身体的パラメータを上げる(むねポイントアップ。朋ちゃんは喜ぶがお前はちっぱい好きだろ? 白状しろよ)

→朋ちゃんの作った古代召喚術で召喚したモンスターになれる(確率は低いけどね。極稀に光り輝く○○が出現)

→朋ちゃんにプレゼントをあげる(足長叔父さんもニッコリ)

→今はまだ使わない(貯めておけば利子が付くかも)


『ううーん。ううーん。解らん。今回は正解無いな。気になるのはモンスターになれるとか、友達への介入か…………ああそうだよすまんな白状するよそうだって』


『くそー誰に言ってるんだ俺は。もういいや、今回はパスだ、ピンと来ないし』


『しっかし、隣の夕顔ちゃんは可愛いなぁ…………でも、カメラがどうにもな、あぁ、そういえばメインカメラがどうでサブカメラがってあったよな』


『おい! あれをくれよ、俯瞰でよく見える奴な』


→ポイントを使いますか? Y/N


『おっけ、使うぜ。これで視野が広がるだろ。お、早速アイコン増えたぞ、ぽちっとなぁー』

『…………ほうほう。ほうほうほうほう。発育ええのー夕顔ちゃん。ふむふむぐへへ。これは良い物貰ったb』


『ふぅー……うん。良い買い物だった。ん、ログが流れて……』


今回の特典は朋ちゃんにも影響があります。


『影響? 見えちゃうのか?』


『まぁ良いか…………』





「仕上がっちゃうよぉ…………むにゃむにゃ」

「もう、み、見ないでよぉー。お兄さんのエッチ…………すやすや」


そして夜が明けていく…………。


「お楽しみでしたね…………あふぁ、あさぁー」

「んんっ…………」


んー。朝だね。ふぁーお布団気持ちいいーあれれ、姉さん……………………では無い?

私はガバッと起きた。


「え、あ、おはよう朋ちゃん」

「………………あぁ。うん、おはよう夕顔ちゃん、そうだった。うんうん」



「朝ご飯、食べに行こう。今日の予定も村長さんと話して、それからだね」

「うん、そうしようか」


用意をして外へ出る。

まだ昨日の戦闘の跡が所々に残っている村をグルッと見渡すと。

あぁこんな感じの村だったんだ……と今初めて思った。


でもやはり昨日の影響を受けている所は多くまだまだ復興作業は終わらない。

外へ出るとおはようございますと村の人々から挨拶を受ける。


皆んな早起きみたい。

隣の村長さん宅へ挨拶をして入ると直ぐに朝ご飯を用意してくれた。

美味しく食べ終える頃。

村長さんがやってきて、昨日の怪我人がなんとか助かった事を教えて貰った。


うん、良かった。

それから、早馬で冒険者ギルドからの手紙が先ほど来た事を教えてくれた。


差出人はグラ子さんで、内容は無理だと思ったら引くことも大事やからなぁ。

一応明日中に帰らなかったら応援隊を出すから、どちらにせよ今日か明日には一旦、戻ってきーな。


と簡単に書いてあった。


「では、村の西側の森林にコボルト達はいると?」


「はい。数日前までは西側の村の境界線から二十分程歩いた所辺りで多くの目撃情報が上がっていました。でも、あのマーメイドウルフの影響が出ていたら、もうこの情報は古いかも知れませんが……」


「なるほど、解ったわ、他には何か?」

「これも恐らくですが、個体数は三十前後と見られています」


「少し、増えた?」

「その様です…………」


「それ位なら影響は無いか。……朋ちゃんどうかな?」

「そうだね、大丈夫だよ。今日も絶好調だから」


「うん。じゃあ用意して行きましょうか」

「よろしくお願いします。こちら、お弁当をご用意させていただきました、途中で食べられたらお召し上がり下さい」


「村長さん。一応、どんな状況でも今日中に此処へ戻るので、帰ってこない場合はサラダエクレアへ連絡をお願いします。遅くても夕方迄には終わらせるつもりで行きますから。……それと、三十体を上限として、見つからない場合は討伐完了としますね。マーメイドウルフは出来る限り討伐します」


「それでよろしいです。すみませんがどうかよろしくお願いします」



「ちょっと数が多いけど行けるかな? 朋ちゃん」

「ん。大丈夫、なんだか今日はよく見えるんだよね…………何でだろう?」


「見える?」

「んー。うん、見えるが正しいかな」


「ふーん、そうなんだ…………」

「準備は良いよ。そろそろ行こっか、夕顔ちゃん」


スケルトンちゃんをガラガラと積木を弄るように破壊と再生を繰り返しながら夕顔ちゃんに話す。

一つ解った事があった。


スケルトンちゃん実は表情豊かだよ。

喋らないけどね。


「西側から、正面突破で行こう」

「うん。とりあえず行ってみようか、夕顔ちゃん」


村の西側、境界線を越えて、道なりに私たちは警戒しながら歩いた。

私が前で夕顔ちゃんが後ろの二人体勢。そろそろ怪しいと感で思った辺りから前方角、左右に意識を集中させて索敵を行いながらの移動、少し歩幅を短くしペースを下げた。


道とは違う方向に臭いが付く。

足下の草むらを見ると踏まれてしなびている。

それは数人が通れる幅であった。


私は夕顔ちゃんへ振り向き指で合図を送る。

かなり近いと見ている私は魔法の詠唱を始めた。


そして草むらを通り抜けた所には高い崖がありそこの一部に穴がぽっかりと空いている。

その穴、洞窟の正面で敵コボルト達を発見した。


数は五匹。


三匹は寝転んで二匹は何かで遊んでいる様子。

私は奇襲を掛ける事にした。

後ろに手を回し先ほど決めていた合図を夕顔ちゃんへ送る。


そして私は魔法を放つ。


「アイス」


呪文で形成されたアイスは敵コボルト目掛けて飛んでいく。

私はその魔法が敵コボルトに当たる前に次の呪文を唱える。


「この世界にある万物の源より紡ぎしマナにより、その力を我に示せ。アイス」


私はアイスを唱え放つ。

私の魔法にびっくりしているコボルト達。

その中心に再び魔法を放り込む。


敵コボルトはギャーギャーと大きい声で吠えだしたが二発目のアイスで五匹のコボルト達は戦闘不能に陥った。


そこに私は練っていた魔法を解放する。


その場は静かになったが声を聞いた様で穴からワラワラと残りのコボルト達は出てきた。

見える数は十体以上、再び魔法を唱えだす。

隣を見ると夕顔ちゃんも魔法を唱えている。


奇襲が思ったより上手く行っているのを見て加勢したみたい。

私の三発目のアイスが標的付近に届き終わる頃に先ほど解放した奴がその場に現れた。

そう、スケルトンちゃんですよ。


瞬間アイスの効果もあってか場が凍り付く。


突然コボルト達の目の前に具現化するスケルトンちゃん。

私の練習の成果で大分形成されるのが早くなったみたい。


初めは数分掛かっていたのがもう一分ぐらいで出来上がる。

その場でお見合いをしているスケルトンちゃんとコボルト達。

そこにすかさず私たちの魔法が放たれる。


「「この世界にある万物の源より紡ぎしマナにより、その力を我に示せ。ファイア」」


私と夕顔ちゃんのファイアは合流し更に大きくなるとそのままお見合い会場へとなだれ込むように炸裂した。


多分スケルトンちゃんは「あー」って顔をしていた筈。


見えないけどね。


先に唱えた魔法アイスの効果もあってファイアの効果は少し弱まっているけど私たちは追加で火をくべる。


お見合い会場かと思ったそれはキャンプファイヤーだった様。


だれうま。


周りのコボルト達は戦闘不能。

もう誰も参加していない。スケルトンちゃんも骨になってしまったみたい。

その状況を見た私は消火も兼ねてアイスを放り込む。


そして私たち以外は誰もいなくなった。

お祭りの後の様。


「……夕顔ちゃん、どれぐらいの数倒したかなぁ?」

「んー。恐らく十八から二十って所ね、スケルトンちゃんは入れてないわよ、数に」


「……あは、じゃああと十ぐらいかなぁ?」

「そうね、出てくるかしら?」


「少し見ていようか……」


数分経過して出てきたのがマーメイドウルフだった。

洞穴から出てきたそれは直ぐに大きく吠えた。


咄嗟の事に私はワンテンポ遅れて魔法を放った。


「ファイア」


私から放たれた魔法ファイアは敵マーメイドウルフに中々のスピードで向かっていったがワンテンポの遅れが影響したか私の魔法は躱される。


再び無詠唱でファイアを数発放つがことごとく躱している。

敵マーメイドウルフは私を見つけた様で私から距離を取っている。


それを見ていた夕顔ちゃんは援護とばかりに魔法を放つが私の魔法同様、器用に躱している。


また試しにスケルトンちゃんを呼び出し敵の側に解放されるがお見合いにはならない。


ごめんなさいされてしまった。


私は命令を出し、スケルトンちゃんは動く。

走れの命令だが、そんなに早くない。


流石にマーメイドウルフに触ることも出来ない。

寧ろ反撃されて脆くも崩れる。


スケルトンちゃんの課題はまだまだ多い。

敵マーメイドウルフは犬の習性かは知らないけどスケルトンちゃんの崩れてバラバラになった

骨を一つ咥えてしゃぶっている。


うん。なめられているね。


マーメイドウルフは私たちと引き続き距離を開けて対峙する。


見ていたら、マーメイドウルフの戦い方は体当たり等から敵が体勢を崩したところであの大きく鋭い牙での噛みつき。


凄くシンプルだ。


でも確かにあの牙で噛みつかれたら私も夕顔ちゃんも一溜まりも無いだろう。


……なんとなくだが、私たちはマーメイドウルフに引きずり込まれている。

それに気が付いた時には私たちは何時の間にか洞穴をバックにしていた。


完全に位置が逆になった所でマーメイドウルフは一吠えする。


何か仕掛けてくる。

瞬時に判断し警戒するが何か私には解らない。


「朋ちゃん後ろだ!」


私は一瞬だけ後ろを見ると洞穴からワラワラと残りのコボルトと思われる集団が出てきた。

巧者なマーメイドウルフは私たちを完全に挟撃体制にする。


そう、完全に挟撃体制なのだがマーメイドウルフは勘違いをしている。

私たち二人はコボルト達など敵では無い程には実力がある。


「後ろ、任せた夕顔ちゃん」

「おっけ。前の犬は朋ちゃんにあげる」


私たち二人は一瞬背を重ね合わせるとスタートとばかりに動き出す。

私はマーメイドウルフをとりあえず認めることにした。


戦いとしての実力は拮抗しているかも知れない。

恐らく一撃で勝負は決まる。


姉さんとの鬼ごっこで幾つか学んだ事を実践出来れば私が勝つ。

多分私は嗤っている。


はしたなく。


……なんていやらしい私。

何かに、うん。


純粋に戦う事にか、好敵手に出会った事にか何かにかは解らない。



多分……楽しんでいるんだ、コレを。



こんな状態の私の頭の中でまたフレーズが流れた。



そう、私のお腹は腹ぺこだ。

ぺこぺこだ、ぺこぺこだ。



うん、そうだね……罠を――――仕掛けよう。


私も敵、同様に間合いを取りつつ呪文詠唱しスケルトンちゃんをセットする。

あと一分程で解放されるだろう。


そしてマーメイドウルフの周囲にサンドの魔法で岩砂を沢山飛ばすが先ほどと同様。

器用に私の飛ばした大きめの岩砂を避ける。


しかし私の狙いは閉じ込める事。

まだマーメイドウルフは気がついていない。


更に飛ばし結構な感じでマーメイドウルフを囲っている。


もうチェックだ。


マーメイドウルフは狭められているのを感じた時、私の飛ばした岩砂に飛び乗るがその岩砂は唯のサンドでは無い。


中級魔術裏サンドボルト。

一定の時間微弱なボルトを帯びた岩砂のそれ。


足を置いた瞬間にビリッと痺れる。


まだまだ私の裏魔法は完成には程遠い、未完成な裏サンドボルト。

実は私も結構痺れているのはやせ我慢でも泣いちゃいそお。



ダメージはさほど受けないだろうが上に乗ったり触ったりすると痺れるそれに誰も触ろうとはしない筈。


マーメイドウルフは後ずさりし元の狭い空間へと戻った瞬間に私のスケルトンちゃんが敵マーメイドウルフの上から降ってくる。


今ボディープレスとばかりにダイビングしマーメイドウルフに衝突する。

一瞬なにが起こったか解らないでふらふらしている、マーメイドウルフ。


「紡ぎしマナの根源により解放せし更なる力よ、我を媒介としその威力を顕せ。ファイアボルト」


私の中級四種類の内の一つ。

ファイアボルトを詠唱し精度と威力を持った私の中級魔法が私の手から飛び放たれる。

ファイアが電気の様な動き、導火線を示しながら目標へと辿る。


その動きはとても早い。

ビリッとか、バリバリという音をたてて目標に刺さり燃える。


「キャン!」


一瞬大きい声を出しその場で落ちるマーメイドウルフ。

身体は燃えながら電気を帯びて時折、跳ねている。


戦闘終了だよ。


一息付いて髪を触り後ろを振り向くと夕顔ちゃんと目が合った。


「お疲れ様、朋ちゃん」

「あ、夕顔ちゃんは大丈夫だった?」


「うん、こっちは楽勝。朋ちゃんの戦い方……見せてもらったよ。それと中級魔法も上手くいったね」


「うん、もう十分に使えるみたい。でも此処まで魔法を避けられるとは思わなかったよ」


「そうね。一対一とかだと当てる技術も必要なのかも知れないわね」


「戦い方次第なのかも、スタイルとか手駒とか自分の得意な戦法みたいなのを作れると良さそうに感じたよ」


「ふむー。前もって用意できるものとその場での即興かぁ、結構自由度も高いけど難しいね、それ」


「そうだねー。その時にどれだけ選択肢を増やせるかっていうのもあるのかも知れないね」


「後アレ……裏中級でしょ?」

「あ、うん。まだ上手く行かないけど何となく発動はするんだ」


「……………………」


結局、私たちが倒したコボルト達は二十九体、それにマーメイドウルフを足すと三十体となった。洞穴の中にまだいるかも知れないけどそこまでは徹底しない。


本来なら洞穴も捜索し戦利品を回収する。

本とはそこまでやらなきゃなんだけど村の人の判断に任せる事にした。


私は倒したマーメイドウルフだけ持ち帰る為にスケルトンちゃんを呼び出す。

まだ電気を帯びたマーメイドウルフの身体を持つスケルトンちゃんは感電して一緒に痺れている。


ロックだね。


村の村長さんに報告をしてマーメイドウルフを渡した。

何らかの素材にはなるだろうが引き取らせて欲しいとの話により譲った。


時間は午後に差し掛かった所、十分にサラダエクレアへ帰れる時間なのでその旨を伝えると、お昼でも食べていって下さいとの申し出を受け、私たちはシャワーを浴びてさっぱりし、ご飯を食べた。


その後も帰るまで今回の事を感謝された。


結局出発の時に持たせて貰ったお弁当のお話をすると、こちらをお持ち下さいと軽食とかお菓子類をいただいた。


途中で食べよう。

今から戻れば恐らく鐘が鳴り終わる辺りには戻れると思う。


村を出る時には村中の人達がお見送りしてくれた。

帰り道で一休みの時に軽食とお菓子を食べながら、今回のクエストを夕顔ちゃんと話す。


行き当たりばったりな所もあったけどそれにしては被害が少なかった。

最悪到着が遅れていたらどういう状況になっていたか解らない。


そういう意味では結構ギリギリな今回だったねと夕顔ちゃんと話した。

うん、終わったねーと話していて思い出す私。


「そういえばヤギのメェメェの話、聞き忘れた…………き、気になる」

「あははは、それね。すっかり忘れてたよ。そういえばグラ子さん言ってたね」


メェメェは犠牲になったのかなぁ? メェされてしまうなんてメェとんでもない。

メェって何よぉー。


と二人して話しながらサラダエクレアへと帰った。



時間は夕方に差し掛かる。

もうすぐサラダエクレア街に着く。


途中で休憩もしっかりしてゆっくりと帰って来たせいかそこまで疲れていないみたい。

紳士な門番さんに挨拶してサラダエクレアへ入った。

まだギルドも空いている時間なので心配を掛けるのもアレだしと言う事でそのまま冒険者ギルドへ。


ギルドへ入るとなんとなく見られている感がする。

私たち可愛いから仕方ないね。


そんな中、グラ子さんが私たちを見つけて飛んできた。


「をぉー。待っとったで、って早かったなぁー」

「うん、ただいま。グラ子さん」


「早い方が良いとも思って。ねっ朋ちゃん」

「うんうん」


「そかそかー。話は大体だけど聞いとるで。マーメイドウルフが出たんだってな、あ、あっちで話そっかー」


私たちはもう定位置とも言えそうな五番カウンターへ向かう。

今日はもう結構な時間だからか建物内はそこまで人が多くない。


「いやー。いきなり大変やったなぁー」

「まぁ、でも朋ちゃんが凄すぎてどうにでもなりましたよ、グラ子さん」

「さよかぁー。じゃあ色々と納得も出来たね。よかったよかった」


「ん?」


「まぁまぁ。大丈夫、お姉さんが全て知ってるから大事ないで、朋ちゃん。あぁ、もう今日は上がるからまたご飯行こうでー」


いまいち良く解らない私が知っているのは、これから行く所のご飯は美味しいと言う事だけかも知れない。


おなかすいたー。

ご拝読頂きありがとうございました!




もし、少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、


差支えなければブックマークや高評価を頂ければ幸いです。


これからもどうぞよろしくお願いします。

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