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All of me
気味の悪い感情というのは、何時までも消えない物だ。時間が経っても、月日が過ぎても、そこにある記憶は、今ここにある鏡のように鮮明で、海溝のように深かった。
眠る時は寂しくて、太陽の下では楽しくて、現代に至る着信音が嬉しくて堪らない。単純で簡単な脳細胞で、自分でも楽だと思う。僕の構造は複雑だと思うけれど、ここの紐を解けば、簡単に壊れてしまう。
赤裸々な文でもない。ということは、自分は恥ずべき人間ではない。恥ずべきは、自分の生き様で、特に意味の無い文字列に一喜一憂する。ああ、早く出てきてくれ。夢という檻の中から、僕を救ってくれ。君のいる世界は、これほどまでに眩しいんだ。