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イケメン非凡戦争  作者: 儚凪
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癒しだった放課後

放課後までどうにか生き抜いた!!

出会ってから数時間で瀕死状態の私はマイオアシス久城先輩をお慕いするべく教室で絵を描く所存です。

「うーんコバルトブルーにすべきか、セルリアンブルーにすべきか迷うな・・・白がもう少ないから新しいの買わなきゃな。」


教室には誰も残ってません。先輩への想いを絵にする大事な時間ですから一人にきまって、、、


「・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・・。」


なんでいるんだよ!!!


教室の隅で携帯弄ってるから気づかなかったよ!!!!


浅野君は窓際の一番後ろで携帯弄ってました。そこ浅野君の席じゃないよね?しかも、申し訳ないけどイケメンなのに影が薄いってどうなんだろう。もう少し自分がイケメンなの自覚してオーラ振りまいた方がいいんじゃないかな?


しかし浅野君とここで二人で歓談する義理もなければ、肉食女子を敵に回す勇気もないので、

「なかったことにしよ。」


「何が?」


ふと見上げたら美しい顔が、、、


「わっ、びっくりしたー。どうしてまだ残ってるの?」


浅野君と出来るだけ絡まない決意をし、今日もスルーでなぁなぁで帰ろうと思ってました。

なんて言えない・・・

本題ははぐらかすに限る・・・


「何をなかったことするの?」


忘れろよ!!!


こうなったら

「アッ、モウコンナジカン、カエラナキャ」


早く片付けて帰ろう。


「塚原さん。バイバイ」


「あっうんバイバイ」


駆け足で校門を駆け抜けた私は何故浅野君が教室に残っていたのか聞くチャンスであることに気づかなかったのだ。


そして帰り道、絵を描いていた時も見られていた可能性に気づきうすら寒くなってしまった。



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