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始まり
ふと声がした
唐突に
天からの声
「その子をお願い、助けてあげて」
一瞬だった
そして生じたのだった
何が?
バグがである
これはきっと俺ではない
俺の言葉ではない
俺の口から発せらても俺の意志じゃない
それでも俺は発した
「この世界では時間系列にバグが生じている」
そして時は動き出したのだ
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ここはどこ?
私が目覚めたその場所はほこりが舞う薄暗い小部屋だった
私?
ああ、私だ
朝日 愛唱だ
何故だが頭が痛いく記憶が途切れ途切れだ
さっきまで公園で唱と話してたのに
意識が遠のいてる感じ
そういえば女の人の声が聞こえた
天の声ってやつかな?
「大丈夫、あなたは私たちが守るから」
暖かくて優しい声
ん?
何か聞こえる‥‥
時計の音?
そして私は目覚めた
意識が目覚めた