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時計セカイ  作者: 糸色唱
世界
2/4

出会い

見渡す限りマンションや建設中の高層ビル



この街は都市化が進んでいる



もとから近くに都市高速が通っていて、付近には病院や保育園、学校や図書館もあって暮らしやすい場所だったが尚利便性が増してっている



そんな街の中心、マンション群の中にある公園に俺はいた。



特に目的もなく、そこにいた



別にこの近くに住んでるわけでもない



俺の住んでる場所は田舎だ



都市高速は通ってなくとも九州道は通っているがな



とは言ってもこの街には昔住んでいたので馴染みがあるつもりだったが‥‥見渡す限り以前住んでた街の面影はない



もっともこの公園は昔と変わっていないようだ



相変わらず遊具は揃っているのに人がいない淋しい公園だ



と思ったら俺を覗いてひとり、少女がいた



遊んでいるわけでもなくベンチに座って正面のマンションをみていた



ああ‥‥あのマンションが建っているところに昔俺が住んでいた社宅があったんだったな



突然で今更感があるが俺の自己紹介をしとこう



俺の名前は時倉



喋り方も見た目もおっさんに見えるがまだ18歳だ



高校卒業前、とくにやることも決めてなく受験や就職活動で忙しいこの時期に公園で時間を潰している落ちこぼれだ



家族構成は父親と祖母、一軒家猫付きで暮らしいる



友達は数人、正直あまり友達と思ってないがいるにはいる



毎週土曜に大体遊んでいる



趣味は釣り、もっとも熱中しているわけではなくただの暇つぶしだ



たまにバスでちょっとした旅にでるのが最近の暇つぶしだ



あまり紹介できていないがこんなとこだろう



自己紹介は案外難しいものだ



俺は昔住んでた社宅を思い出しながらそのマンションをみていた



家族三人で住んだ、その場所を



「おっきなマンションだよね」



横から声が聞こえてきた


ふと横をみると少女がいた


正直人と話すのは嫌いだが話さないと印象悪いしな


「そうだな」



俺はその時、少女と初めてあったのだ

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