表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

入ります

作者: 尚文産商堂
掲載日:2026/04/25

誰もいない部屋。

そこで私は一人で作業をしている。

会議室、といえば体のいい話だが、その実、この部屋は単なる物置だ。

一応机1つと椅子3つが部屋の真ん中に、これらを取り囲むように一重二重、さらに三重に棚とそこに積まれた山ほどの段ボールが部屋を陣取っている。

ここは私が一人で作業にふけるにはとてもいい場所だ。

ほかの人も来ず、かといって私を探すことも滅多になく、この部屋に積まれた荷物も、なかなか探しに来る人はいない。

「失礼します」

と思っていたが、たまにこうやって入ってくる人がいる。

「あ、いたんですね。資料を取りに来たんですが……」

3年前の入社式で見た顔だ。

私の4年後輩ということになる。

何が欲しいかを聞いてその資料の棚番号を教えると、軽く私へと頭を下げてくれた。

「では、失礼しました」

パタン、とドアが締められ、再び私一人の部屋となる。

そして私もカタカタとパソコンのキーボードをたたき続ける。

仕事はしないといけないだろうから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ