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龍王の資格

「っは、はぁ、はぁ……」


 逃げ切れたか……。


『そうね……』


 疲れた……。

 どっちかっつーと脳が疲れた……。


『精神攻撃ね。ただの言語を並べるだけだからレジストできないタイプの。私もよく使うわ』


 その強化版が音割れ聖歌か……。

 最悪だな。


『あれは多分翻訳揺れを使った攻撃ね。流石だわ……』


 褒めてる場合かよ。

 まあいい。

 この先に龍王がいる。

 ハズだ。


『ハズって……』


 いや、【ナビゲーション】をどれだけ信用できるかって話だよ。


『レベルも随分と上がったし、大丈夫じゃない? 多分』


 多分?


『多分』


 まあいいや。

 ドアを開ければ分かる。


「……ようこそ、ノイアルル。……さっきぶりだな」


 いた。


『いたわね』


「感動の再会だな。龍王。魔導王と聖王はぶっ殺して来たぜ?」


「……お前の【能力】、それを観察させて貰った」


「ノイアルルが馬鹿みたいに使うからバレちゃったじゃない」


「は? こういうのは使わされたって言うんだ。俺は悪くない」


「使わされたって、龍王の方が一步上手だったことを認めるの? それはつまりあなたの無能を証明するだけでしょ?」


「じゃあ【能力】を使わずにあの場を切り抜ける方法を考えてみろよ! それにお前が言ってるのは結局のところ結果論だろ!」


「…………こんな時に喧嘩するのか。……それでいいのか?」


 あっぶねぇ〜。

 龍王の口車に乗せられる所だったぜ。


『ええ、まさか仲間割れさせるとは……、やはり人間を操る力は本物みたいね』


 そうだな。

 奴と会話はしない方がいい。

 音割れ聖歌はできるか?


『……無理ね。レジストされてる。流石に精神を操る神器には勝てないわ』


 じゃあ奴の周囲にいる人間相手にはどうだ?


『ん~~……、手応えはある』


 じゃあ続けてくれ。


「……突然黙ったな。……無言で会話をする【能力】か?」


「うっせぇ! 【解凍】、【母乳生成】」


「……なるほど、弓矢か」


 剣で近付く馬鹿がいる訳ねぇだろ!

 龍王には避ける力がねぇんだからよ!


「……肉壁はいくらでもいるぞ。……なんだ?」


 お、部下が動いてねぇ。


『ちょっと頑張ってるわ。抑えてる』


「……精神操作が効かない? ……いや、所有権の奪い合いが発生してるのか」


 フハハハッ!

 これで奴の脳天をぶち抜いてやる!


『やって! ノイアルル!』


 母乳アロー!!


『ッ! 避けた!』


 避けられる訳ねぇだろ!

 母乳は自在に操れるんだぜ!


『おお、龍王が避けた矢を反転させたのね』


 ふん。

 雑魚め。


『私の協力ありきなことを忘れないで?』


 なに言ってんのかよく分からん。


『は?』


 そんなことより神器だ。

 これで三種の神器が揃う。


『八咫鏡、八尺瓊勾玉、天叢雲剣』


 それじゃねぇ。

 ……こっちにはないな。

 そっちはどうだ?


『うーん……、無いわね』


 え?

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