表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/70

言語の支配者

 こ、ここは……?

 知らない天井だ。


「【##】」


 なんだこのおっさん。

 見下ろしやがって。

 いやまて、こいつの顔知ってるな……。

 そういえば俺をぶん殴りやがったじじいも知ってる。

 こいつ龍王だ。

 そんであのじじいは魔導王かよ!

 どうりで強いわけだ。


「マジで終わってる。いい服を着やがって。その玉なんなんだ? 高そうなもん見せつけやがって。自慢か。自慢なのか」


「……自慢ではない」


「嘘つけよ。絶対に権力を誇示して皆から、あえおえええええええっ!!!!!????? 喋ったあああ!!!!!?????」


 やばあい。

 終わった。


「へへっ……。靴でもお舐めしましょうか。それとも肩を揉みましょうか」


「……【龍玉】。######……なるほど。……オートレジストか」


「なん、なんなんですか?」


「……一つ、この国の秘密を教えよう」


「は、はあ……」


「……この国に三種の神器があることは?」


「は、はい。知ってます」


 三種の神器。

 聖杖と魔導書、龍玉のことだろうな。

 エキュリソーに聞いた覚えがある。


「……想像が付いているだろうが、これが【龍玉】だ」


「な、なるほど」


「……この神器は言語に生み出す。……つまり、簡単な記号を言語に変換する神器だ。……翻訳機と言った方が分かりやすいか」


「翻訳……。なるほど、それでシャープって言ってたんですね。なんでシャープ何だろうってずっと思ってたんですよ。それもシャープを連続して言ってますし」


 #に言語的な意味を与えた結果がそれな訳か。

 明らかに言語として破綻してたのはその所為だな。


「……そしてこの神器は言語を介して他者を操ることができる」


「なるほど。なるほど? ほう、ほう……」


 やば。

 こいつ言ってることやば。

 言語を生み出してそれで操るってこと?

 やば。

 世界を支配できるじゃん。

 あ、国を支配してたか。


「……今までお前が言語を理解しなかったのは、その精神支配を言語ごとレジストしていた為だろう。……今は精神支配を解除しているからこうして理解できているのだ」


「はぁ……。つまりお前は敵じゃねぇな。ビビッて損した」


「……今から全国民をお前と敵対させようか」


「へへっ、冗談っすよ。冗談。ほんのジョークだって訳っすよ。まあ場を和ませようとか? そんな感じっすよ~」


 こいつはヤバい。

 こいつの意志は国の意志と同義。

 全国民がこいつの意志下でしか行動できない。

 この【龍玉】欲しいなぁ……。

 戦争できんじゃん。

 してぇ……、戦争……。


「……そして今日からお前は俺の研究材料だ」

















 え。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ