核を探せ!
二話
どうすんだ?
マジでどうすんだ?
道が変わったら帰りようがないだろ。
『ビックリした、ダジャレ言うのかと』
くそ、気違いしかいやしねぇ。
『既知の気違いってこと?』
くそっ!
くそおおおおおお!!!
『ごめんなさい。つい言いたくなって』
どうやって未知の道を行けばいいんだ。
『おお! ダジャレだ』
くそったれえええええええ!!!!!
『これはあなたも悪いと思うけど』
真面目にどうするか……。
『どうしようもないわね。核が見つかるはずもないし』
核?
核ってなんだ?
知らん単語だすな。
『あら、地学でやらなかった?』
やべぇ……。
殺意湧いてきた……。
俺怒らしたらやべぇかんな。
マジ記憶無くなって暴れるから。
『はいはい。ダンジョンは分からない事も多いけど、分かっている事も少しはあるの』
その一つが核って事か。
『そう。それがなんなのかよく分かってないんだけど、あるってことは重要そうだねって話』
……それで?
『終わり』
え?
それだけ?
『それだけ』
は?
舐めてる?
『さっきも言ったけど、分かってない事の方が多いの。ダンジョン生命体説はこれが心臓のような役割をもっているんじゃないかって事でできた説だし』
なるほどね。
まあいいや。
核は探せるな。
『どうやって?』
このダンジョンの魔力は通信を遮断するんだろ?
だったらそれは核から出ているに違いない。
つまり、この通信機器を持って、よりノイズが強い方へ行けばいい。
『天才……? でも核から魔力が出てなかったら?』
そうなったらおしまいだな。
だが、そうなったらノイズの強弱が発生しないはずだ。
まあなんにせよ、このノイズを辿っていけばどこかには通じるはず……。
多分。
きっと。
通じててほしいなぁ……。
『祈りましょう』
誰に?
『神にでも』
あの神ケチだからなぁ……。
悪魔にでも祈った方がマシかな。
『ケチって……。それ皆が聞いたらあなた殺されるわよ……?』
聞こえないから問題ないだろ。
『いや、ノイアルル。お前は私にわざと聞こえるように言ったな……?』
もういいわ!
鬱陶しいんだけど。
『ごめんなさい。……方針は決まったけど、彼女達はどうするの? 殺す?』
殺意高くない?
どうした?
あと殺すならさっきの化け物にぶつけて時間稼ぎに使いたい。
『確かに。まだ使い道はあるわね』
よし、それじゃあダンジョン脱出作戦開始だ!




