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触目恐心

さて、今は何話目でしょう。

 くだらない。


 怪物は心中でそう思った。

 入り口の傍に陣取ったその怪物は、目の前に広がった血の海を見て呆れ果てた。


 弱すぎる。


 ノイアルル達には死に瀕した時の為に学院から救助が付いていた。

 怪物はまずそいつ殺した。

 一番強かったからだ。

 ノイアルル達はそのことに気付きすらしなかった。

 だから死んだ。

 一発殴っただけで肉が裂け、壁や床に血をばら撒いた。


 愚かしい。


 怪物は基本的に入ってすぐの侵入者を殺すのだが、正面から戦っても余裕を残して勝利した。

 なぜこんなにも脆い生命がこの場に入ってきたのだろうか。

 怪物はノイアルル達への興味をなくし、その場を立ち去った。

 ノイアルルが立ち上がった。

















 あっぶねー!!!!


『た、助かったわ』


 母乳生成って強いな。


『死んだふりまでできる。最強の【能力】ね』


 食ってよし、転ばせてもよし、擬態してもよし。

 最強か。


『今回の食料源もそれだものね』


 母乳に感謝!


『で、このあとどうするの?』


 ん?

 逃げる。


『他の子らは?』


 起きたら連れて行く。

 ほらほら起きろ。


『こら、女の子を叩かない』


 お、起きた。

 死んでなかったか。

 運のいい奴らめ。


『この大人はどうするの?』


 ぶっ殺す。


『は?』


 冗談だよ。

 生きてたら連れていきたいな。


『治癒能力があったら……、あ』


「【虚飾】、【治癒】」


 おお、傷が、傷が、治ってない!!


『心なしか治っているような……?』


 微妙に、少しずつ治ってるな。

 ……これ、確率で治る感じみたいだな。


『う、うーん……。まあ、命を繋ぐくらいならできるのでは?』


 死ぬな!!

 生きろ!!


「……」


 頑張れ!!

 起き上がれ!!


「……」


 無理そう。

 筋肉ガール、持ち上げて。


『通じないでしょ』


 でも持ち上げてるよ?


『通じてるやんか』


 以心伝心、か。


『カッコつけてないでこのあとどうするか考えなさい』


 うーん……、この大人ってさ、多分救出用の人員だろ?


『そうね、まさかいるとは思わなかったけど。それがどうしたの?』


 外との通信手段を持ってるんじゃないかって思って。


『あー……。どうだろう……。そもそもこの世界って通信手段が確立されてるの?』


 知らんがな。

 そう言うのはエキュリソーの担当だろ。

 俺はお嬢様の言葉すら分からないんだぞ。


『偉そうにしないで。私だってそこまで調べられてる訳じゃないのよ』


 じゃあ筋肉ガールズに聞いてみてよ。


「こき使いやがって……、#########」


「########」


 ん?

 眼鏡ガールがなにか言ってる。


『この子、出られるかもしれないって言ってるわ』


 まじ?

 最高かよ。

 こいつが生きててよかった。


『どうやらこの大人、通信手段を持ってる可能性が高いそうよ』


 最高かよ!

幕間のせいで話数を数えるのが面倒です。


【治癒】

三秒に一回、回復判定が起きる。

その度、-1〜10までのランダムな回復力によって治癒される。

数値が高いほど生命力を高く回復させる。

-1は逆に生命力を奪う。

確率は一定ではない。


-1 10%

0  20%

1  44%

2  9%

3  7%

4  5%

5  3%

6  1%

7  0.4%

8  0.3%

9  0.2%

10 0.1%

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