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あ、これヤバいかも

「#####」


 始まってしまった……。


『大丈夫よ。いざとなったらあなたを盾にするから』


 それ俺が死ぬんだが。


『別にいいでしょ』


 てめぇが死ね。


『あ゛?』


 こ゛め゛ん゛ね゛!!


『い゛い゛よ゛!』


 ゆ゛る゛さ゛ん゛!


「ぐはっ……」


『クソノイアルルぅ……、殴ったなぁ……?』


 かかって来いよエキュリソー。

 返り討ちにしてやるぜ。

 あ、筋肉ガール。

 俺を持ち上げないで。


「######」


「なんて?」


「#######」


「なんて?」


「#####」


「なんて?」


「########」


「くそっ、話が通じねぇ」


『多分この子も同じことを考えているわよ』


 相思相愛か。

 燃ええるな。


『相愛かは分からないけど』


 おいおい、俺はモテるぜ?


『そっちは疑っていないわよ。あなたに人を愛するようなまともな思考回路があるかを疑っているのよ』


 で、なんて?


『一緒の班になろうって言ってるわよ』


 あぁ、自由班だからか。

 確か5人班を作るんだったよな。


『#クラスの中で5人よ。わたしもいれたら6人ね』


 あと4人、まあ余りでいいか。

 どうせ見捨てるし。


『確かに』


 クズが!!


『鶏がドナーだった様ね』


 3歩も歩いてないが?


『筋肉ガールが持ち上げているものね』


 訂正しろ!!


『私、鶏語は分からないの』


 ところで筋肉ガールはどこに行ってるんだ?


『その方向には1人しかいないわ』


 誰?


『眼鏡ガール。立ったまま本を読んでる』


 なるほ。

 仲間かな?


『恐らく』


 あ、他の人も近づいてきた。

 ポニテガールだ。

 可愛い。

 正直タイプ。


『きもっ』


 あともう1人、ポニテガールと一緒に来たな。

 これで最後か。


『最後の子にはあだ名をつけないの?』


 うーん……。

 この子印象薄いな。

 明るい感じだけど特筆すべき場所がない。

 地味ガールでいいか。


『可哀そう』


「####」


 なんて?


『じゃあ行こうって言ってるわ』


 即席パーティってヤバいよな。

 って言うか4歳をパーティに入れていいのか。


『まあ私がいるし』


 なるほど。

 なるほど?


『どうせ捨て石にするんだからなんだっていいでしょ』


 確かに。


『クズが!』


 そういうのよくないと思うよ。


『なんだってんだ』


 じゃあ行こうか。


『そうね』


 俺たちの戦いはこれからだ!



~10分後~


 全滅。

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