学校に通えないかも
五話と二十話っぽいです。
……なるほど。
言葉が分からん奴は入学できない、と。
妥当すぎる理由だった。
『可哀想に……、私だけ入学させて貰うわ』
本当に可哀想って思っているか?
『思ってない』
クソッ!
言葉が分からないだけで、エキュリソーよりも優秀な俺を入学させないなんて!
『は? は? あなたが私より優秀? 言葉だけじゃなくて力量差も分からないの?』
は?
力量差が分かってないのはお前だろ。
こちとらLv.2だぞ?
『たかがLv.2でしょ?』
フッ、やはり分かってないな。
お前の成長には限界がくる。
だが俺は、俺だけは無限に成長できる。
『未来の話でしょ? 今は違う。論点をずらさないでくれるかしら?』
成長の余地がある事もステータスの一部だろ。
これだから未来が見えていない奴は駄目なんだ。
『はぁ? 未来が見えてないのはあなたの方でしょ? レベルを上げる為に必要な物が分からないんだから、それを成長の余地があるで済ませられないわよ』
あ゙ぁ?
じゃあ勝負しようや。
拳を交えようぜ。
『すぐ暴力に走る。これだから短気な奴は……』
え、なに?
ビビってんの?
ほらほら、優秀さを見せつけておくれよ。
『は? 私は人間なの。暴力じゃなくて、言葉で分かり合うものなの。あ、そういえばあなたは言葉が分からなかったわ。ごめんなさいね。獣に説教しちゃって』
黙れ!
不毛なんだよ!
このレスバ!
『そうね。やめましょう』
取り敢えず、俺は入学したい。
暇過ぎる。
『どうするつもり?』
俺は算数が得意だ!
って言って。
「##########」
「#####」
『じゃあ問題を解いてみろって言ってる』
どんとこいッ!
25×13=
えーっと……、325!
『325の階乗ね。分かったわ』
おいやめろ!
ってかお前が答えたら駄目だろ。
油断も隙もねぇな。
ったく……、紙にアラビア数字で325って書いてっと。
どうだ!
「#####」
『褒めてるわ。まあ、4歳でここまでの計算ができたら上出来よ』
この短い文にそこまでの情報量が……。
『いや? これは本心よ』
くそ見下してんじゃねぇか!
『適当な言葉でしょ?』
俺の中身が見た目のまんまだったらな!
俺、転生者!
このくらいなら暗算で余裕だわ!
あと適当を適当な意味で使うな!
分かりづらい!
『でもマークシートのテストとかって、適当な物を選びなさいって言うわよね』
適当を使う機会なんてそんぐらいなんだよ!
適当に使っときゃあいいんだよ!
『なるほどね。では、次の選択肢から適当な物を選びなさい』
え、なんか始まった。
『1.この世界は未知の数字を使っている
2.この世界はアラビア数字を使っている
3.この世界はローマ数字を使っている
4.この世界は漢数字を使っている』
2だ!
『正解!』
なんでアラビア数字を使ってんだよおおおおおお!!!
こいつらいっつも喧嘩してんな。




