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ノイアルルは言葉を覚えない

二章が始まりました。

一話とするべきか、十六話とするべきか、十七話とするべきか悩んでいます。

まあ幕間は入れないか。

 わはははは!

 捕まえて見ろよー。


『クッソー!』


 身体能力は俺の方が上なのさ!

 なんせ、Lv.2だからな!


『Lv.2になってから4年も経っているのに、一切レベルが上がってない癖に!』


 うるせぇー!

 なんて書いてあるか分かんねぇんだよ!


『【虚飾】と【Ghost】は使うだけでレベルが上がるのに、まだLv.3の癖に!』


 痛い所突いて来やがるぜ!


『言葉覚えろー!』


 無理だー!

 なんも分からーん!


『実際、さっさと言葉を習得した方がいいわよ?』


 いや、もう、なんかさ。

 分かんねぇのよ。

 こればっかりは才能の限界を感じる。


『あなたは理論上、才能の限界は存在しないはずよ?』


 いやね?

 Lv.2になるまでは、なんとなくのニュアンスだけは分かってたんだよ。

 でも、今はそれも分からなくなってきた。

 表情だけで言いたいことを読み取ることはなんとかできるけど。


『なんでより難しい方ができるのよ……』


 マジで才能かもしれない。

 言語を解さない才能。


『レベルとの相性が悪いわね』


 そうなんだよな。

 なんで次に触る物の名前が知らん言語で出てくるんだ。

 日本語話せ。


『無茶言わないのよ。書いてくれたら私が読めるのに』


 書けもしないんだよ。

 これっていじめじゃね?

 神にクリーニングオフしたい。


『っていうか、なんで書けないの? 写すだけじゃない』


 同じ物を書いているはずなのに一向に認識されないんだ。

 おかしいだろ。


「じゃあ、###と###は?」


 分からん。


『ノイアルルと、エキュリソーよ!? ずっと呼ばれているのに、なんで分からないの!? 馬鹿なの? 死ぬの?』


 おいおい、馬鹿は言い過ぎだろ。


『というか、どういう耳をしてるの?』


 なんだろうな。

 日本語で話されると分かるけど、この世界の言語だと全く分からない。

 耳っていうか、多分脳に問題がある。


『あー、この世界の医学じゃ無理そうね……』


 まあ、よく知らんけどな。

 病院行ったことないし。


『お嬢様がいれば衛生が損なわれる事はないものね』


 衛生環境が良ければ絶対に病気にはならない。


『それは言い過ぎよ』


 まあでもいいや。

 お前が翻訳してくれるし。


『はぁ……、しょうがないわね』


 頼むぜ。

 多分、努力じゃどうにもならん。


『分かってるわよ』


 あ、そろそろ礼拝の時間じゃん。


『あぁ……、退屈な時間が始まるわ』


 ま、宗教国家にいる内はどうしようもないさ。


『それもそうね。礼拝堂に向かいましょうか』


 そうだな。

 遅刻したらめっちゃ怒られそう。


『子供相手にそこまで怒る人はいないと思うけど……。まだ4歳になったばかりだし』


 宗教を舐めんなよ?

 古来より宗教は争いの原因になってるんだぞ?


『それ、過激派の話じゃない……?』


 そうともいう。

宗教ごめんなさい。

一旦これで打ち止めです。

書く時間がないからです。

たまに投稿するかもしれません。

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