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“俺の傍にずっと一緒に居てほしい”という彼を何処まで信用していいものなのか?

作者: 七瀬







私は今付き合っている彼にこう言われた!

“俺の傍にずっと一緒に居てほしい”

でも? 私は彼と付き合って何度となく浮気を繰り返された。

彼の中で浮気は、“日常の一コマ”でしかないようだ!

初めて私が彼に浮気された時、彼は頭を下げて土下座をする姿に

私は戸惑いながらも、彼を許してしまう。

その後は、私に謝り頭を下げ、最悪私に! “土下座をしたら許して

もらえると彼は思っているらしいのだ!”





・・・こんなに彼に浮気を繰り返されると?

私も何が何だか分からなくなり、慣れてしまうのか?

どうでもよく感じてしまった。

でも? 私の仲がいい女友達が次々と“結婚”していくと?

私も焦りだしてきたのだ。





『“ミユは今の彼と結婚しないの?”』

『結婚なんかしないでしょ! 相当な浮気男らしいじゃん!』

『・・・・・・』

『今しかないよ! “別れるタイミングは、、、!”』

『えぇ!?』

『もう付き合って3年目でしょ! 結婚か? 別れるか? どっちらか

しかないじゃない!』

『・・・・・・』

『“ワタシも前の元カレ! 凄い浮気する男でさ、別れてから今の旦那と

知り合ったのよ~タイミングって大事よねぇ~”』

『・・・タ、タイミングか?』

『そうそう! タイミングって大事よ! 結婚するタイミングもね!』

『・・・そ、そうなんだ、』

『そうよ! なんでもタイミングが大事よ!!!』









・・・女友達の言う事も一理あると思うのだが。

私はやっぱり彼が好きで、別れると言う選択が出来ないでいる!

でも? “彼と私は結婚しても幸せにはなれないだろう。”

それも分かっていて、まだ私は彼と付き合い続けていいモノなのか?

このまま一生! 彼の浮気を許し続けていく人生を選ぶのか?

今の彼と別れて、新しい彼を見つけ! 幸せな結婚をするのか?

その前に私は、彼を何処まで信用していいのか?




“ただ好きなだけではこの先も上手くいくはずがない事は私が誰よりも

一番、知っている!”




そして私は“一つの答えに辿り着く。”





『ねえ? 話があるんだけど、、、?』

『えぇ!? 何?』

『“成貴がさ、本気で私との結婚を考えているなら? もう二度と

浮気をしないって約束してほしいの!”』

『・・・け、結婚?』

『まさか? 私と結婚しようって一度も考えてないって事なんてないよね?』

『・・・そ、そんなまさか? 考えてないって事はないよ、』

『・・・・・・』

『本当だって! 俺だってミユと結婚したいよ!』

『“じゃあ、今ここで別れる?”』

『えぇ!?』

『“試したの!”』

『・・・な、何が!?』

『“成貴に私との結婚の意思があるかって!”』

『・・・・・・』

『全然ないんだよね! ただ私と付き合ってて楽なだけなんだよね?』

『そんな事ないよ! 俺だってミユと結婚したいに決まってるじゃないか!』

『“もういい! 別れよう。”』

『おい、待てよ! 俺はミユの事が、』

『“私はね、私を幸せにしてくれる男性ひとと結婚したいだけなの!”』

『・・・ミ、ミユ、』

『成貴の考えている事もよく分かった! じゃあね、バイバイ!』

『・・・ミ、ミユ―!』

『・・・・・・』








・・・結局! 浮気癖の強い彼とは別れたわ。

今はまた新しい彼と付き合って、真剣に今度こそは“結婚を考えている!”

今の彼は私との結婚を前向きに考えてくれているわ。

これで良かったのよ。

元彼じゃない! 好きなだけじゃ結婚なんてできやしないの!

私はただただ、“幸せになりたいだけ!”



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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