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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

乙女ゲームの主人公…ではなくて

作者: 山猫

初投稿です!投稿システムに慣れるため、前々から書いてみたかった乙女ゲーム異世界転移もの(の触り)をどうぞ!





この世に生を受けて16年。特にかもなく不可もなく過ごしていた日々の生活に少しの物足りなさと、退屈さを感じつつ、幸せに暮らしていた私の目の前にあるのは、それはそれはファンシーな日記帳。




勿論私のものでは断じてない。私は至ってシンプルで機能性を重視したものを好むので、断じてこんな可愛らしい頭の中がお花畑な乙女が好きそうなデザインの日記帳が何故、目の前にあるのか不思議でたまらないのだ。




不思議な事はそれだけではない。




「…ここは何処だ!」




白で統一し必要最低限の物だけを置いた我がサンクチュアリ(自室)があら不思議、乙女が好みそうなピンクとテディベアで占領されたお姫様部屋に大変身しており、私の悲痛な叫びだけが部屋に木霊した。




朝起きて、学校に行き、家に帰って、勉強風呂歯磨きを一通り終え、何事もなく就寝……した筈が、何なんだこの状況は。




いつものサイクルで目を覚ました、と思ったらこの部屋に居て、パニクり過ぎてベットから落ちたのは余談。普通に痛かった。




痛む頭を抑えながら状況確認をと窓の外を見れば、そこは普通に見慣れた風景(夜明けでした)が広がっており、益々訳がわからないと何故か変わってしまっていあ部屋を見回して、ふと目に留まったのがこの机に鎮座していた日記帳なのだ。




…何度も言うが私のではない。私は基本面倒くさがって毎日、日記を書く様なタイプではない。むしろ「あぁ、今日は楽しかった。明日も頑張ろ」で切り替え消去する派だ。




ならばこれは誰のだ、となっているのが今の状況である。説明終了。




手っ取り早く現状を打破出来る手段がこの日記帳というのは理解できるが、自身の生真面目が邪魔をして勝手に見てしまうのを、何処か気まずく感じてしまう。




「…だからと言ってこのままだと、色々不味いしなー」




このまま此処でこうしていても、何も始まらない。それに今がどうであれ学校への時間は待ってはくれないのだ。机の上に置いてある時計の時刻は現在6時半。大好きな朝風呂を抜かす事は私のポリシーが許せない。




浅く深呼吸し、私は小さく謝罪の言葉を述べてから、日記帳をゆっくりと開いた。

















ー…そこには恐ろしい事実が綴られていることも知らずに。












どうでしたでしょうか。評判が良かったら、連載にしようと思ってます!

閲覧ありがとうございました!

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