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九百六十一生目 絶叫

 岩が破壊され土煙が上がったところを一気に接近!

 悪魔の目の残り生命力は6割ほど。

 まだ元気だからうまく倒さねば。


 近づけばビームから触手に切り替わる。

 前の時みたいに数本差し込んでくる感じではなく十数本ひしめきながら襲いかかってくる!

 これをそのまま突破は不可能だ。


 けれど後少し近づければ"ミニワープ"が……いや。

 "二重詠唱"による連続ワープならできるか?

 けれどそれにはワープ後すぐに目的の場所を視認して位置を頭に叩き込み転移しなくてはならない。だから……


 本当は土煙にまぎれてもっと近づければよかったんだけれど……

 やるしか無い!

 触手たちが一気に襲いかかってきた!


 全方位隙間がほとんどないようにうねり包み込むような来襲。

 横は少しだけ隙間が大きめ。

 そこだ!


 空魔法"ミニワープ"発動!

 "二重詠唱"!

 すぐに"ミニワープ"発動するから見える景色は……"止眼"!


 よし……場所を頭に叩き込んで。

 "止眼"解除だ!

 すぐにワープし景色が跳び……


 うわっ!?

 危なかったすこしズレた!

 ワープ系はズレると最悪不発になっちゃうからなあ。


 ズレたせいで敵の目の前に。

 アカネの顔がそこにあった。

 どうやら黒焦げになってもすぐにもどったらしい。


 ここから目を開くには……と。腕も迫っている。

 長剣ゼロエネミー!

 聖魔法"レストンス"と"セパレーション"の合わせ魔法を唱え終わったので放つ!


 これにより長剣ゼロエネミーは聖魔力をまとった。

 次の魔法唱えつつ長剣ゼロエネミーをこの近くに刺しこむ!

 聖魔力が一気に周囲へ流れ込んだ。


 腕も麻痺して私の背後で動きを止める。

 そして……アカネの顔が裂け黒い目が顕に。


 よしギリギリ間に合った魔法詠唱。

 4つ全部使っていたのを唱え直しでどうにかしただけだけだが……十分。

 聖魔法"レストンス"発動!


 まあ淡い光が悪魔の目に染み込んで……

 全身がひどい麻痺を起こす!

 よし全力攻撃!


 勇者の力を纏っている今ならやれる!

 火力重視! のこり3つの魔法も速度と威力で火魔法"フレイムボール"!

 イバラ連打! 武技連打! "猫舌打ち"からの"拷問払い"で相手弱体化中により破壊力が増す"拷問払い"が"猫舌打ち"により防ぐ能力が落ちていて威力増大!


 燃える青! 大量の炎を投げつけ悪魔の目を焼き尽くす!

 よし離脱!

 うわまた極太のビームが来た!


 でも今回は離脱が間に合った!

 前回反撃のタイミングは覚えていたからね。

 だいたい同じで助かった!


 極太ビームは範囲が恐ろしいけれど追撃はしてこない。

 必死に腕を避け速度を上げ触手から逃れる。

 ビームが来る範囲だが安全圏内。


 悪魔の目はのこり1割まで削ったが……

 ここからが大変だ。

 アカネを救うための戦いはここからが本番となる。


「ゴアアアアアアァァ!!!」


 再び叫び。

 光線は乱射され安全地帯などなく次々と中央から誘導ビームが放たれる。

 とにかく乱射って感じで後先考えない本気というより狂気。


 長剣ゼロエネミーももどってきて最後のひと押しはどうするかな……


(おい! 早く何か考えてくれ! 避け続けるのもしんどいぞこれ!)


 ドライが必死に回避行動していてくれている間に何か考えねば……って。

 動き出した!?

 背の翼を大きく広げ移動を!?


 黒壁をほぼぶつかりながら大きく移動し続けている。

 これだとさっきの連続ワープ戦法が使えないし……

 向こうから近づいてきたりもしている!


 誘導ビームは土魔法"ストーンショット"の石をぶつけたりイバラを使い捨てしているが……

 乱射光線はあんまり狙ってこないからこそ動きが制御されいきなり飛んできて恐い。

 いちかばちか……聖魔法"ソウルシャッカル"詠唱!


 正直こうなってくるとこの場が狭すぎる!

 誘導ビーム……うわっ!? 触手も来た!

 逃げに徹する!


「アウッ!?」


 は……早い! 触手の先端背中鎧にかすった!

 でもおかけでふきとばされたぞ!


(ちいっ、かすっちまったが、入りが浅い。暴れているせいで力まかせなんだな)


 痛くはあるけどね!

 この場所長方形なせいで逃げ続けるのが困難なのだ。

 それでもなんとか今の所逃げおおせている。


 よし……そろそろ。

 "ソウルシャッカル"発動!

 どこからともなく(エフェクト)の鎖が敵に伸び魂まで伸びて縛り上げる!


 よし! 動きが止まっ……ああ!?

 即効で解除された……

 やはり格上には効きが悪い……!


 追尾ビームはとにかく反射して対策を。

 私は作戦立案に集中を!

 ……いやまわりの光線が恐すぎる!

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