八百三十三生目 開花
崖の迷宮についた。
私とアヅキにキトリ。
ドラーグとコロロそしてダンで行く。
"進化"! エアハリー!
空を飛べる小柄な姿。
背中の針が羽の骨格みたいに展開している。
下は……むしろ地面が見えないおかけであんまり意識しないで済むかな。
とりあえずあんまり高所さを意識しないように能力整理でもしようかな……
ケンハリマ ローズLv.50 ポイント0
"無敵10→11" "近接攻撃14→15 " "光神術6" "観察9" "峰打ち11" "魔感10" "鷹目10" "止眼9→10"
"頑張る8" "変装9" "ズタ裂き5→6" "回避運動15→16" "三魔11" "無尽蔵の活力11" "空蝉の術7" "四耐性9→10"
"以心伝心11→12" "怨魂喰い6" "言語学者9→10" "率いる者9" "見透す眼8→9" "地魔法5" "魂の守り5" "救急魔術師11→12" "指導者8"
"戦士の心8" "影の瞼7" "森の魔女8" "猛毒の花7→9" "空の曲芸者7" "電気魔法4"
"戦場の獣7" "触手マスター4→6"
"すり抜け回避" "連重撃" "二重詠唱" "発力獣" "自己無敵" "正気落とし" "同調化" "救命士" "石の肉体" "ダイヤモンドブラスト" "千里眼" "毒沼に咲く花" "千の茨"
レベルは変わらず頭打ち。
技術面で鍛えていくしか無い。
"止眼"が万の蔓草に散々いたぶられたさいに避けようと努力した結果よく使ったのでスキルレベル10に。
派生スキル"時眼"が誕生した。
[時眼 自身や直視する相手の時間感覚を操りまた肉体の速度も変化させる]
膨大な行動力を消費するが私ならそこまで影響ないのがポイント。
相手に使う場合抵抗されると意味が無いのは他のものと同じ。
だがこれを使うといわゆる高速化やら低速化が可能となる。
自分に使うと自分の脳への負担がでかくなるし相手がかかると相手の脳へ負担が行く。
それはそれとして動きを速くするのには負担が大きく動きを遅くするのには負担が軽い。
寝付きが悪い時にこれを使って時間感覚を緩めると眠るまで時間をスキップできる。
そんなことに使うのは行動力をあまり減らさないで済む私くらいな気がするが……
眠りがうまくできなくてしんどいハメになっていたおかげで"四耐性"がスキルレベル10。
ちなみに光土火睡眠への耐性だ。
派生スキルはまさに単純明快"四無効"だ。
[四無効 火土光睡眠に対して無効化する。またさらに付近系統にも半減以上の効果をもたらす]
簡単に言うと今私は眠りをコントロールできる!
なんとなく眠いまますごすこともなくなる。
眠気に誘われて丸まったら変に目が冴えることも。
ちなみに別に寝なくて平気なわけではなく疲れや脳の整理のためには寝る必要がある。
ただこれまでの半日くらいなんとなく寝ないとスッキリしないものじゃなくてすごく高品質な眠りをすぐに呼び起こしパッと起きられる!
最高!
と……私に火魔法などが効かなくなった。
火の上位である炎魔法なんかは半減プラス耐性の分差し引きなのでかなり減る。
太陽に放り込まれたら死ぬけど。
火魔法が効かないのと暑いのが平気ではないのが別なのはナブシウと同じ。
さすがにナブシウよりは断然楽だし結構持つようになったが。
光魔法無効だが回復はちゃんと通せるので安心。
"言語学者"もたくさんの言葉を翻訳しまくれたのでスキルレベル10に。
いつも頼っています。
派生スキルは"言読解明"というもの。
[言読解明 指定した読文や発音を読み取り翻訳する]
これは普段"観察"と"言語学者"を組み合わせて行えるやつだ。
ただこれは"観察"が通らなくても発動できるし二ンゲンや魔物じゃない対象に使って直接書き文字を理解できる。
もし使われていない古代文字なんかを見てもわかるようになるはずだ。
とりあえずこんなものかな。
「おや? そういえば主、花を身に着けているのは珍しいですよね」
「ああ、これ? ちょっと使い所があってね」
「似合っていますよ」
「そう? ありがとう」
(ふっふっふっ、エアハリーのときは、オシャレにもきをつかうのだ!)
アインスはエアハリー時にちょいちょいこだわりがあるらしく額の目は閉じたり花飾りをしたり。
目は閉じても"見透す眼"で透視するから大丈夫。
花は"毒沼に咲く花"を使うためだ。
実際は加工してあるため生きた花ではないんだけれどスキル的にはそこは判定しないらしいから存分に使わせてもらう。
さあてとしたが地面でなくて上が天井じゃないだけで道がずっと続いているせいでまるで洞窟……
地面がないので気分はとてもよろしくないが。




