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二百五十七生目 五大竜会議章 嵐前

 イタ吉とカフェでイタ吉とくつろぎ不落要塞遺跡なる場所を見つけた。

 朱の大地にあるらしく住所もだいたい把握したが……

 まだ近くないため散歩がてら遊びに行くのはまだ先となりその日は解散となった。


 というわけでこんばんは私です。

 今日は朱の大地まで戻ってきて平原の国を移動中。

 正直ココどこまでもウロウロできてしまって危険だ。


 私が神になった影響もあって3日3晩走り回ってしまいそう。

 体力はあるからね。

 集まるものも景色も魔物たちも良い。


 平原をとにかく走るのは風が気持ちいいのが最高。

 たまに追跡してこようとする猫科魔物なんかもいるがそのうちどこかに振り切れるし問題なし。

 まだインカやハックのほうが断然足速いと思うから鍛え直してから挑んでもらいたい。


 そんなこんなで走ってひと息つくために木陰に寄る。

 空には1つの月が浮かんでいる。

 やっぱり月は落ち着くなあ。


 ……おや?

 何か神からの手紙(メール)が届いている気がする。

 ライブラかな?


 契約している紋様をチェック。

 すると輝いているのは銀色の鉱石マーク。

 これは……まさか祖銀竜!?


 もう1通きた?

 次に輝いているのは……

 氷山。


 嘘。

 蒼竜がメール使った。


 まずは祖銀から……


[重要連絡 貴方は――]


 こ……これは。

 そして蒼竜からきたものも開く。


[重要連絡 ローズオーラ、キミは――]


 こちらも同じだ。

 書いてあることは……

 どういうことなんだ?


 何が起きているんだろう?


[5大竜会議へ招待された]










 5大竜会議。

 突如開くといわれた会議。

 その名のとおり彼らによると5大竜が集まるものだそうだ。


 蒼竜に朱竜そして銀竜。

 あとは翠竜(すいりゅう)に金竜。

 この5名が唐突に集まるそうだ。


 理由はわからないが私も招待された。

 銀竜と翠竜それに金竜は出会ったことがない。

 いきなりとんでもない場に招待されることになって正直かなり緊張する……


 祖銀から招待が来たということは祖銀も来るのだろうか。

 果たしてどんな会議になるのか……

 というより何を話し合うつもりなのか。


 平原で走り回っていたのにそのような気分ではなくなってしまった。

 日付は3日後。

 果たしてどこに行けば良いのだろうか。


 実は先程の手紙(メール)には場所指定がなかった。

 時間指定のみだったから直前まで待っていればわかるのだろうか。

 準備だけはしていよう……何があっても良いように。










 当日。

 こんばんは私です。

 今日は珍しくドレスアップしている。


 普段は毛皮頼りか冒険服だが……

 真面目な格好をしなくてはならない時がある。

 そのための服だ。


 四足用にチューニングされたスーツだ。

 ちょっと時代を先取りしている感じはあるが大丈夫だろう。

 少なくとも奇抜な格好よりは。


 私の家にいて追加連絡が来るのを待つ。

 蒼竜だけなら不安だが祖銀とも連絡を取り合っているからミスはないだろう。

 さて……


「え」


 私の体は唐突に。

 虚空へと消えた。








「うわっと!」


 突如どこかの空間へとワープさせられたらしい。

 亜空間ホールに飲み込まれたあとどこかで吐き出された。

 ここは……どこだ?


 全体的にきらびやかな装飾。

 煌めく灯り。

 ひかれた赤い絨毯。


 いや本当に何!?

 どこかの屋内なのはわかるんだけれどそれ以外がわからない。

 少なくとも敵意は感じない。


 少し探索してみるか……

 どうせ道は1方向にしかない。


 少しずつ歩んで行くとわかるのは……

 ここが古いということ。

 なんというか古城を今でも使えるように改装したかのよう。


 蒼竜か祖銀から連絡来ないのは不思議だが何も言わないってことは言わないなりの理由があるのだろう。

 どこか外を見える場所を……

 あっ。あった窓だ。


 そこから広がる景色は……

 神秘的な星々。

 広がる空。


 ……存在しない地面。

 そして下に広がる青い星……!?


「宇宙ー!?」

「おや、キミはここ初めてかい?」

「え?」


 突如かけられた声。

 知り合いではない。

 振り返ると……そこにはそこには小柄な獣人らしき魔物がいた。


 コボルト……かな?

 ただ私の知っているコボルト種ではない。

 "観察"した限りではおそらく別のコボルトなのだろう。


「ここに呼ばれたということは、キミも5大竜のうち誰かの神使なのだろう。わたしは金竜様の使い、レグリアだ。キミは?」

「蒼竜の使い、ローズオーラです」

「よろしく」


 相手がスッと手を差し伸べてきた。

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