表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1080/2401

千七十六生目 分神

 "疲れ知らずの魔毒獣"の続きだ。

 "猛毒の花"では花を持つ時に花へ毒を私自身に毒耐性というものだった。

 ここではさらに花を持つ時の特徴が追加される。


 どうやら体の至るところから毒の排出が可能になるらしい。

 つまりはイバラから毒が与えまくれる。

 毒はホルヴィロスからもっと詳しく聞いて効果の幅を広げないとなあ。


 "空の曲芸者"の効果である飛行への抵抗感ダウンは……ともかくとして。

 特殊な武技を入手した。


[クイックターン 空中飛行時指定の方向に向き直る武技]


 これだけで意味を読み取れというのは無理だが使ってみてこの武技の利便性を理解した。

 通常空を飛んでいる時のカーブは慣性やらなんやらとで結果的に速度を殺しつつ曲がることになる。

 しかしこの武技はそれらのことを無視して指定の方向にほぼそこからクイッと曲がれしかも勢いそのまま。


 体がグルンと180度反転した時は気持ち悪いって思ったが肉体の負荷が不思議とない。

 慣れれば快適だ。

 空が快適かは別だが。


[獣の賢者 魔法系統を多く修めたスキル。魔法への深い造詣と理解を持ち究明をする者]


 "三魔""四耐性""地魔法""救急魔術師""電気魔法""二重詠唱""森の魔女""四無効""救命士"が混合したスキルだ。

 私もなかなか魔法オタクと化してきたものの魔法は沈めば沈むほど底が見えない。

 能力面はともかく歴史的な積もる知識はまるでまだまだ吸収できてなどはいない。


 そんな私を補うかのようにこのスキルは高度な魔法操作に関する項目が増やされた。

 これは前よりも魔法を探るための項目だ。

 今まで感覚的かつオートで行える部分が多く逆にいえば融通をきかすのに少し苦労したが……


 こちらはマニュアルで細かく色々と観察できる。

 火魔法"フレイムボール"が赤紫色の炎を出していた理屈発見やそういうのを究明するのに役立ちそうだが……

 魔法のコントロールが鬼のように高難易度になるため普段は使わないのがオススメだ!


 だがこれらをうまく使えば新たな系統の魔法も掘れるかもしれない。

 目指せマジックマスター。


 それはともかく"地魔法"がガッツリ増えた……これは後々紹介の機会がありそう。

 あと地魔法の質が1ランクアップしている様子。

 より地面との相性がよくなった。


 "電気魔法"も似た感じでガッツリ増え非常に有用になっている。

 もちろん電気魔法の質自体が増しても私の扱いがまだまだ理解しきれていない面もあるから……

 ちゃんとやれるまでは遠いのだろうが。


 "森の魔女"能力は魔法の知見を深め得るきっかけとなっていろんな魔法が体に馴染むようになるという単独ではあまり大きい効果ではない能力だが……

 これで単純に私の魔法能力が増していた部分がある。

 

 今回それがかなり面白い方向に展開している。

 魔力というものが結構理解できるようになったというか……

 結果だけ言うと私は今魔力だけを抽出して発射し物を動かしたり出来る。


 いわゆる念力。

 魔法を原型の形で色んなものを動かしてみる面白さ。

 これまで空間制御して掴んで動かしていた大変さとはまるで違う!


 まだまだ大雑把で訓練中だが……

 慣れればまさに念力のようになりそう。


 さて……ポイントの使い道である。

 ここからは神域スキルというものになっていく。

 さっきまでのは"繋がりの無敵"と"神魔行進"や"小神罰"以外上位スキルだ。



 今の所見るにパッと見5ポイント消費のものしかない。

 生まれつき神だったりするとここらへん悩んだりしそうだな。

 そもそも総取得ポイント数が場合によっては少なそうだ。


 もちろん私が1レベル1ポイントなだけで……実は生まれつき神なんかは1レベル3ポイントくらい発生しているかもだけれど。

 最初は選べずひとつだけだがとても大事で有名なもの。


[分神 実体の伴った分かれ身を生み出しその間本体は止まる。複合的な能力を持ちこれにより召喚を受ける下準備を終える]


 召喚云々はよくわからないがこれで私も分神が出来る。

 危険なポイントにも送り込めるがぶっちゃけ弱い。

 全身に枷をはめられているかのようだ。


 さらに小型化もする。

 ケンハリマ風の時にエアハリーぐらいしかないので前の私より弱い。

 幸いスキルレベル1なためだからビバ鍛錬。


 複合的な能力というのも実はこの能力を扱うために必要なアレコレのスキルが込められているということらしい。

 自身の分身を(エフェクト)で生み出しそれに命を込めて確立させ自身の意識を一時的に飛ばして操作する……

 という工程は全部バラバラで使える。

 実質上かなりオトクかつユニークな能力たちが神域スキルならば得られるのが特徴だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ