夏の日
思い出はどこにあるものなんだろう
僕はあの場所に置いてきてしまったんだろうか
いやいや、そんなことないぜ
そんなもんは全部胸の中の引き出しに隠した筈だろう?
でもねでもさ
あそこに行くと思い出すんだ
いろいろと
きっと置き忘れたままのガラクタ達が
ここぞとばかり叫ぶんだ
「君はここにいたんだぜ」
そいつら全部僕の頭ん中に
飛び込んでは好き勝手撒き散らして
霞んで見えなくなくなってゆく
「遊びにゆこうぜ」
君は今どこにいるんだろうか
公園で遊んだ青年
木の実投げつけあった少年少女
蝉の声に掻き消されて
もう声も聞こえやしないや
読んでいただきありがとうございます
昔よく遊んでた場所に行くと
色々思い出すよね
もう会えない人とか
っていうそんななんにもない話です