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俺とお前(ら)の壊れた青春  作者: 井石知将
そしてなにかが動き出す
6/20

内緒の話しはばれやすい。

何だったんだ………さっきと頭痛……?

星屑は何もわからなかった。だから駄目だとは本人も思っていたが鍵矢に聞くしかもうないと考えた。FMSも"鳥羽山病院事件"も。


「あと"二つ"のうち一つはもう分かったし……大丈夫だな。………父さんはこんな物で何を………?」

村雨は剣についた血を拭いていた。

「やつを倒せば、やつを……。」

そしてなにか小声で喋った。


「鍵矢先輩!」

バン!とドアを開け、鍵矢の近くに行った。

「俺の知らないこと、全部教えてください!」

フーとため息をだし、言った。

「ここじゃなんだ。場所を変えよう。」と。


星屑達が行った先、それは校舎裏のトイレの裏だ。

「ここなら誰にも聞かれないな。」

そう。聞かれる心配はない、そこはすごく嫌な臭いのため誰もこない。

臭いを我慢しながら話しを聞くことにした。

「どこから話そうかな……」

そしてゆっくりと話しだした。


途中で口をはさむなよ。

2000年 9月11日

世界数カ所同一テロ 通称 二重(ダブル)ブレイク

覚えてるか?

あの事件で黒い煙が上がった。

その中には、あるウイルス、Be Gateが含まれていた。

これはもう、アメリカ政府が発表したので知ってたらその人は物知り。ってぐらいだ。

でも、そのBe Gateがどんなウイルスかは発表されていないんだ。

なぜだと思う?

そのウイルスが三本鎖(フィフス)へと人を突然変異させるウイルスだからだ。

しかも、もし三本鎖(フィフス)のことが他の犯罪者の耳に入ればそいつらは絶対それを使うからだ。

そんな事は絶対駄目だ。

そんな風に考えた政府は政府間の秘密にしたんだ。

っていうのが秘密を知った人に話す"建前"だ。

実際にはFMSって組織が関与してる。

しかもこの組織、歴史上の主要人物の多くが入ってる組織だ。

つまり、こいつ等の一つ一つの行動が世界を動かしているんだ。

アメリカの大統領の多くはこれに属してるな。

まぁ、簡単に話すとFMSがウイルスを隠したんだ。


「他に聞きたいことはあるか?」

鍵矢は星屑に聞いた。

「ありますよ……"鳥羽山病院事件"って?」

「おま………知らないのか!?」


"鳥羽山病院事件"ってのはな。突然、病院の敷地が半分は燃え、半分が凍ったって事件だ。


そのとき、星屑はあることを思い出した。

<世界を変えられるのは、星屑(おまえ)だけだ>

「鍵矢先輩、まさかそれって……」

ジリリリリリリ!

言いかけたとき、急にサイレンが鳴った。

「不審な男が入って来ました。男の格好は黒い服でフードを被っています。皆さん。落ち着いて。今、教室にいるものは鍵を閉め、外にいるものは近くの教室に避難して下さい。」

聞き終えて、暫くして星屑は言った。

「捕まえてやる。」

と。


「悪いけど、ここで人は殺させない。」

村雨はフードの男を斬り殺した。

「そうだ!僕がこれを被れば……」

フードを被った村雨は"剣"を使った。

<星屑加那太くん。校庭に出てこなければ学校(ここ)にいるひとみんな殺すよ>

と剣で喋った。


「おい!星屑、お前まさか……」

鍵矢は不安になり星屑に聞いた。

星屑はその"声"を聞き、すぐ返事を決めた。

「待ってろよ!俺に喧嘩売ったこと、後悔させてやる!」

そして校庭に向かい走りだした。


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