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「金だけに、たまげたでつ」


「緑丸! 何言ってるだ?」

 そして白丸、檸檬に向かって


「術の一端を披露しておくれ」


「ええ、構いません」



 中央広場へと出てきた面々


「では参ります。まずは地、伊賀忍法『じぇっともぐら』の術!」


「ズズズズズ」


「あ、いきなりの地割れでつ!」


 そして地割れの内の一本が、高速で走り出したのである。

 これに白丸


「あ、あの先には!」


「ドーン!」


 大きな音とともに、首領の家も大きく傾いてしまっている。


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