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「気を失ってるだけでつ」


「そか。な、坊主? おばはん無敵やろ?」


 これに緑丸も


「驚いたでつ。ハットリ様より数段上でつね」


「ああ、あの煮干爺さんかい。そら嬉しい事を言ってくれるやんか」


 この時、目を覚ました蜜柑


「ん? あ、茜さん?」


「お、気づいたんや。お嬢ちゃん、ウチが大蛇やっつけたで!」


「す、すごいです!」


「だね? 蜜柑。鷹さんといい勝負かも、でつ」


 さが、聞き捨てならぬおばはん


「誰やねん、その鷹さんって?」


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