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「ヒイイ、や、やめろ!」


「そんなん、今更遅いわ……ほうら、後ろにも貫通したわ」


 もはや一方的な展開である。


「ほな、お次は脳天からやな」


 すでに血みどろ状態の青大将


「ぎぶあっぷ!」


「はあ? 日本語で言わんかい! ボケ!」


「参った」


「はああ? 偉そうやんか! カス!」


「ま、参りましたです」


 これにようやく


「わかればええんや、わかれば!」




「どや、そこの娘の具合は?」


 完全勝利の茜さん、気を失っている蜜柑を気遣っている。


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