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「ふうん、そっかあ」

 そう言いながら、傍らの石を拾い上げた蜜柑ちゃん。それで手裏剣の先っちょを


「コーン!」


「ぎええええ!」


「もう一回聞くね? 後の名前と特徴は?」


 さすがに相手も


「と、頭領は赤蝮斎、あとはデブの錦太夫に、残虐な穴今太、やけにうるさい柄々、それから顔の青ざめた青大将と爽やかな若大将だ」


 これに緑丸


「若大将て。で、こいつどうする?」


 蜜柑、見上げたところを指差し


「あの木のてっぺんにぶら下げよ!」


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