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「お? 今度は小娘の方か? さあて、どこに飛んでいくやら……」


「グサッ!」


「ぎゃあああ! ひ、額にい!」


 見事、相手の額に突き刺さった蜜柑の十字手裏剣。山楝蛇にとって、非力なのが幸いした。


「痛い痛い痛い痛い」

 

 死なずに済んだのである。で、すぐに縄でグルグル巻きにされてしまった。


「弱っちいでつね」


「う、うるさ……痛い痛い、早く取ってくれ!」


 それに蜜柑が


「後の六人の名前および特徴を教えてくれたら」


「し、知らん」


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