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しばらくして
「着きましたよ」
「そうか」
駕籠より出てきた光圀公、辺りを見回し
「何じゃ、ここは?」
「何じゃって、森の中ですが?」
「森じゃと?」
その時、駕籠かき二人が
「旦那、お連れしやしたぜ!」
これに姿を現した一人の男
「おお、でかした!」
そう言いながら、小銭を放り
「これで旨い酒でもかっくらってこいや」
「おお、こりゃどうも」
走り去る二人を見ながら、その男が
「拙者、赤蝮党の山楝蛇でござる。訳あってお命頂戴」
しばらくして
「着きましたよ」
「そうか」
駕籠より出てきた光圀公、辺りを見回し
「何じゃ、ここは?」
「何じゃって、森の中ですが?」
「森じゃと?」
その時、駕籠かき二人が
「旦那、お連れしやしたぜ!」
これに姿を現した一人の男
「おお、でかした!」
そう言いながら、小銭を放り
「これで旨い酒でもかっくらってこいや」
「おお、こりゃどうも」
走り去る二人を見ながら、その男が
「拙者、赤蝮党の山楝蛇でござる。訳あってお命頂戴」
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