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 そう。国境を越え、再びお江戸に戻ってきたのだ。

 やがて、砂塵を上げながらやってきた男が


「緑丸よ、どうした?」


「あ、鷹さん」

 そして振り返って


「あの人に追いかけられてるんでつ」


「どれどれ?」


 ここで鷹さんと目が合ったサド侯爵


「ユーって何者ざんす? クラシックな下着はいて」


 この時、鷹さんが


「緑丸。この変な格好したヤツをやっつければいいのか?」


「はいでつ」


 これが聞こえたらしい相手が


「絶対、ユーの方が変ざんす!」


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