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「え? 力士の加勢もしなくてでつか?」


 だが相手は、当然とばかり


「そそ。ユーの力量が知りたかったざんすね」


 緑丸、首を鞭で絞められながらも


「冷酷無比な人でつ」


「だってミーが仕えてるのは、太郎兵衛殿オンリーワンざんす。他の人なんて関係ないざんすよ」


 これに器用な緑丸が


「講釈を垂れるでないざんす」


「お! なかなか賢いキッドざんすね。では、ヒョイ!」


 相手の近くまで引き寄せられた緑丸。

 ここで


「伊賀忍法 分身の術でつ」


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