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 会見のあと庭へと出てきた緑丸がいきなり


「伊賀忍法 鷹寄せの術」


 やがて地響きと共に現れたのは


「緑丸。何の用だ?」


「あ、鷹さん。実は、今度甲斐まで行くんでつが」


「甲斐?」

 しかし、すぐに相手が首を横に振り出し


「ダメだ、ダメだ」


「あ、でもお隣さんでつ!」


「近い遠いの問題ではない。お江戸から一歩も外に出るのが、すんごく嫌なだけだ」


 だが、なおも粘る緑丸


「そこを何とか」


 しかし


「おい、コンビ解散するかい?」


「え?」


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