レベル上げ
「それに宗ちゃんのレベル上げでしょ?」
「そうだったな」
オークのドロップ、オーク肉と魔石を収納して先に進むとまた宝箱か。
「凄いね!ここラッキールートじゃん」
「だね、宝箱には罠があるけどね」
「宗ちゃん罠は?」
「まぁ、簡単そうだから罠解除してみるよ」
と宝箱の罠を解除して、開けてみる。
「あ、杖だ!」
「凱旋の杖らしいからエリサが持てばいいよ」
「いいの?」
「俺は剣があるしね」
「やった!」
と喜んでいる。
「次は私のが出てよねー!」
とノゾミは次に期待している様だ。
3階層でノゾミの欲しがっていたダガー、バーゼラルドというダガーが出たのでそれはノゾミが受け取った。
4階層では、敵がリザードマンで、倒すと皮と魔石を落とした。宝箱に入っていたのはサンダーブレードと言う剣だったので俺が装備する。
で、5階層の扉の前で少し休憩をする。
「まじ、ラッキールートだよね!」
「でもこのままだと10階層のボスミノタウルスだよ?」
「まぁ、私達がいれば平気だよ」
「だといいんだけどね」
と、扉を開けるとブラックミノタウルスが鎮座していた。
「やばっ!30階層のボスよ!」
「だから言ったじゃん」
「しょうがない!みんなで倒そう!」
ブラックミノタウルスは立ち上がると5メートルほどで大きな斧を持っている。
俺のレベルじゃさすがに相手にならないかもな。
「『サンダーバースト』」
『グオォォォォ』
と効いている様なので、
「俺も!『サンダーバースト』」
まだ威力が弱いがエリサの足しになればいい。
「『シャドウウォーク』『必殺』」
後ろに回ったノゾミが攻撃を仕掛けるが、効いてない様だ。
「うそ!こいつ30階層のボスより強いよ!」
「わかった!『サンダーバースト』」
でエリサが足止めをしているので俺はサンダーブレードに雷を流して斬りつける。
『グオォォォォ』
「よし!効いてる!」
「宗ちゃん!もう一度!」
「了解!」
と俺は走って飛びかかり首を落とすと霧になるブラックミノタウルス。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「よ、良かった、宗ちゃんレベルは?」
「ん?ステータス……いま39だね」
「凄っ!5階層でそんなに上がることないよ?」
と言われても命懸けだからな。
「いや、流石にもう下には行かないよ」
「そだね、でもここが最後らしいよ?」
周りを見渡すと階段は無いようだな。
そして出てきた宝箱は、豪華な装飾が入った宝箱だな!
罠もない様なので開けてみるとスフィアボールが入っていた。
しかも虹色だ。
『剣帝』と言うスキルだ。
「どうするの?使う?」
「んー、初めての自分で取ったスフィアボールだからちょっと考えるよ」
と言って収納する。
「枠は?」
「あと2個」
「あー、慎重になるねぇ」
人によって異なるが、枠は増える事がないからな。
「まぁゆっくり考えるとするよ」
「だね」
モノリスと言う転移装置に触り外に出ると隠し通路のことをギルドの従業員に話す。
半信半疑でついて来た従業員に隠し扉を教えるとかなりビックリしていて、公開してもいいが中の化け物は強いことを伝えておく。
まぁ、今後出てくるスフィアボールはランクが落ちると思うけどかまわないだろ。
隠し通路は見つけたもん勝ちだしな!
「ありがとう」
と言うエリサとノゾミ。
「こっちこそ貴重な経験をありがとう」
「本当だよ!隠し通路見つけてくれてありがとね」
と言って2人と別れ、家に帰ると玄関で父さんが待っていた。
「どうだった?」
「ただいま、隠し通路を見つけたよ」
「は?そんなのがダンジョンにあるのかい?」
「たまたまだよ、俺の目は誤魔化せないからね」
なんたって『神眼』だからな!
「レベルは?」
「39だよ」
「か、母さーん」
と父さんは走って行ってしまった。
ゆっくりと中に入って行くと、
「よくやったね!レベルも私達より高くなっちゃって」
と母さんがエプロン姿で出てくる。
「あはは。運が良かったんだよ」
「1人で入ったのかい?」
「知り合いが運良くいてね、一緒に入った」
「へぇ、女?」
と父さんが聞いてくる。
「そうだね」
「どんな子?」
「1人は長い髪の子で可愛い系、もう1人はショートカットの元気な子だね」
「やるじゃない!どっちが彼女?」
ギラつく目で母さんが俺を見ている。
「違うよ、2人ともお客さんだったから知り合ったんだって」
「「なーんだ」」
なんだとはなんだよ、俺だって必死でダンジョン攻略したんだからな?
「ったく」




