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ブルー・スフィアボール(神の眼で現代を成り上がる)  作者: 盾乃あに


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11/12

アメリカ


 日本語が上手なミンリンに、

「それではこちらが『錬金術』のスフィアボールになります」

 と箱を渡す。


「あら、『青玉』じゃないのね?」


「あはは、『青玉』の時もありますけどね?」


 あちらも調べて来ている様だった。


「では、開けるわね」

 虹色の光が彼女の中に吸い込まれて行くと、

ステータスを確認する。


「確かに錬金術だったわ!」


「はい、間違いなく受け渡しは完了ですね?」


 ホッとしているとテーブルから身を乗り出し、

「私は貴方のスキルが知りたいわ」


「スキルは秘密になります」

 可愛い仕草だが……俺にも秘密くらいある!


「もう!少しくらい教えてくれてもいいじゃない!」

 と若い子らしく頬を膨らませている。


「そうですね、『全属性魔法』は持ってますね」


「それも虹スフィアボールね?貴方の枠はいくつ?」

「六つですよ」


「そう、これ以上は教えてくれないんでしょ?」

 よくお分かりで、

「そうですね、秘密はある方がいいですしね」


「ますます気に入ったわ!ねぇ、結婚してよ」

「いやいや、俺はまだ結婚する気はないですよ」


 また頬を膨らませる。可愛いんだが結婚したら大変そうだな。


「ふんだ!絶対結婚してくれって言わせてやるんだから!」

「あ、あはは」


「それでは時間もある事ですし、これで受け渡しは完了ですね」

「れ、連絡先!……教えてよ」

 と慌ててスマホを取り出すミンリン。


「あ、名刺を渡すの忘れてましたね」

 と名刺を渡す。


「分かったわ!私も一度帰らないといけないし、またね!宗治郎」

「またよろしくお願いします」

「もう!またね!」

「はい。また」

 と言うと帰って行った。


「ふぅ」

「お疲れ様です」


「モテ期か?なぜ今頃?」

 と不思議に思っていると、


「え?宗治郎さんはイケメンですからおモテになるでしょ?」

「あはは、普段は伸びたスウェットにサンダルですからね」


「もったいない!私なら毎日外に出て行きますよ!」

「なんですかその例え?」

 と2人で笑ってエレベーターを降りる。


 まぁ、まだ結婚なんて先だと思ってたんだけどな。もちろん今もそう思ってるが、どうなるかわからないからな。


 それじゃあと、オークション本部を後にする。

 今度はアメリカに飛ばないといけないな。


 その足で空港までタクシーで行く。

 まぁ、少しは話せるだろうとたかをくくってアメリカに飛び立つ。


 まずは入国審査で自分の英語力を悟って、馬鹿にされた様にハンコを押されて入国する。


「あの野郎、魔法を喰らわせてやろうか!」

 と変な憤りを感じながらロビーを彷徨い歩いていると。

「Hello、Mr.近衛?合ってますか?」

「おー、日本語だ、よかった。はい!近衛宗治郎です」

 と声をかけてもらい一安心した。エマさんは金髪のロングヘアーで紺色のスーツを着た知的な女性だ。


 名刺を交換すると、

「私のことはエマと呼んでください。ではこちらに」


「はい、エマさんは日本語上手ですね?」


「ありがとうございます。日本語学校に行ってましたから」

 そうか、俺も留学くらいしておけば良かったな。


「わざわざアメリカまでお越しいただきありがとうございます」

「いえ、受け渡しは落札者が決める事になってますから」

 と車の中で話をする。


 それよりも運転手がゴツい黒人のスキンヘッドなことにちょっと恐怖を覚える。


 デカいビルに入って行く車、地下の駐車場で降りると、エレベーターで最上階へ。


 最上階は二部屋しかなく、エレベーターからすぐの扉を叩くと中から声がして扉を開かれるので入って行く。


 ウェーブのかかったロングヘアで身体の線が分かるグレーのスーツを着こなす妖艶な女性。


「貴方がMr.近衛ね?わたしはこの会社の社長をしているソフィアよ」


「私は近衛宗治郎です。よろしくお願いします」

 と名刺を交換すると、椅子に座る。


「早速だけどスフィアボールの確認といきましょうか」


「はい、こちらが『ショップ』のスフィアボールです」

「あら、『青玉』じゃないのね?」

「あはは、それはモノによりますね」


「そう、『鑑定』!」

 と言うと男が来て『鑑定』している様で、間違いないと言っている。


「それじゃあ使うわね」

 虹色の光がソフィアに入って行くと、ステータスを確認してショップを確認している。


「凄いわ!スフィアボールまで売ってるなんて!」

 とショップを見ているソフィアはビックリしている。


「あはは、俺も最初はビックリしましたよ」

「え!貴方も持ってるの?」

 と少し冷たい反応だが、

「2個あったので試しに使いました」


「そう!これは凄いことだわ!宗治郎と一緒ね!」

 とソファーの上で飛んで喜んでいる。


「あはは、そうですね」

「何か買った?」

「若返る美容液を買いましたよ」


「そんなのあるの?あ、これね!」

 “ドサッ”と段ボールが落ちて来てすぐに広げて持ってくる男。


「へぇ、これが……凄いわね」

 と肌に滑らせて効果を試している。

「そうですね、錬金術で作れるらしいですけどね」

「そうなの!?」

「はい、スライムボールと美容液を錬金するらしいです」

「このことは?」

 と少し険しい顔つきで聞いてくる。


「母さんが会社をやっているので」

「そう、ビジネスチャンスを逃したわね」

「まだ沢山ありますしね?」

 そう言うとニコリと微笑む。


「そうね、ショップのこともあるしこの後ディナーに行きましょうか」

「分かりました」

 とソフィアとエマの2人の美人と外食だ。


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