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 マジックバックは小さい物でも十分に威力を発揮できるという事で、小さい物を1000個買って行った業者があった、そのおかげでレベルが凄いことになったんだが・・・・。こんな世界になって2年がたちそうになった。世界では保存食が主流になり食料自給率が上がった。それだけモンスターから肉が取れるという事だった。その数は驚異的だった。冒険者の今の最高ランクはDランクだった。それでも不満は出た。だがしかし、ある店から情報がもたらされて他にもモンスターがいるという噂に答えがやって来た。それはいつになるかわからないが、実際にやってくる未来があるという事だ。



 魔力が満ち魔物が発生した、だが、魔力の薄い都市や人工物の近くにはあまり発生しなかった。そして、人間の近くには発生しない。なので人間が魔物の発生を見つけられたことはない。しかし確実に発生していると言われている。そして、アフリカやアジアでは防衛拠点がない地域があるとのことで各国の軍隊が出動していた。それも落ち着いてきたこの二年、そして人類が盛り返し始めたしかし流通は確保できなかった。食生活は原始的になり、流通も調味料が主流になり、それも高くなっていった。



 そんなある日足立はギルドに頼まれ自販機を設置することになった。冒険者ギルドは各町にあり小さな村でもある。剣士や鍛冶師の割合は多く小さな村でも沢山いるのだった。そして肉の供給となる。生きるために人間は強くなった。そんな中活躍したのが運び屋だった。道路に出てくるゴブリンなどを瞬殺し道を作った、その後ろを大量のトラックが通って行った。一番前の運び屋のトラックは異形の物だった。見る人によってはかっこいいかもしれないがな。そして、奇跡的に事故がなかったのは鉄道だった。線路内にゴブリンが入ってくることはあったが鉄道の運転手は皆運び屋の素質があった。



 そのような、作為的なものが感じられ段々と人間が適応していくのを待っているようなそんな意思が感じられた。そして、ある店から、魔物図鑑が発表された。そこにはランクが表示されていた。冒険者ギルドで発表されたものと同じだった。そして、ある人物の能力のお陰でまた文化が再興されようとしていた。その日ギルドに来ていたものは言う、突然現れたのだと。ギルドの正面の壁に3台ずつ設置された。それは各地で同時に起こったそして一気に広まった。日本が、日本らしさを回復した時だった。値段も手ごろだったため買えないものは出なかった。久方の文化の味を皆で味わった。それでも、各地にあるメニューは本部より少なく、スキルなどは買えなかった。



 スキルのことを知った大富豪たちは、一路日本へと飛行機を飛ばした。あるものは部下を、あるものは肉親を、あるものは従者を送り込んだ。それは各国の政府も同じで、G7はただちに送り込んできた。そして今足立はてんてこまいだった。今、ここはアメリカのハリウッド俳優が訪れていた。何人も、一緒の飛行機でやってきたようだった。



『おい、足立!スキルはどこ?』

『スクロールってとこです。ご飯もありますよ、ハンバーガーとか』

『おお!、ほんとか!!最高だぜ!!日本に来てよかった!!噂は本当だったんだな!!まじかよ!!最高だぜ足立!!』

『足立!私にも教えて!!』

『何を聞きたいんです?』

『日本でオークが出るようになったって本当?』

『本当ですよ、俺の予想では準備が出来た国から順番に魔物が増えるって寸法だと思いますよ』

『なんですって!!!?本当!!?私もオーク狩りたいわ!!連れてって!!』

『なんだと、オーク!!!?俺も行く!!』

『俺も!!』

『私も!!』

「私も!!」香織

「あはは前行ったでしょ!まあ心配だしついてきてよ。」

「はーい」

「あ、そうだ、香織ちゃんも言語理解取っておいてこれ。」

「はい、」

ボッ

 


 消えた、一瞬で燃え尽きた。灰すら残らない。



『おおお!!それがスキルか!!!』

『カッコいいわ!!!私も何か買おうかしら!!』

『剣術はお持ちですか?あったほうがオークは狩易いですよ?』

『じゃあ買うわ!!魔法もお願い!!!欲しいの!!!魔法よ魔法!!!!』

『じゃあ両方ですね、』

『なんで剣術のほうがいいの?』

『初心者は、魔法の扱いにたけてないので、イメージが追いつきません』

『そうなのねぇ残念・・・』

『練習あるのみですよ』

『うん!!頑張る!!!』



 この後、ミラジョボビ〇チと仲良くなり日本の料理を沢山食べて貰った、彼女は剣術は持ってなかったが戦闘の才能が有りなかなかかっこよかった、オークも1体だけ倒せた、経験値がいいのですぐにレベルが上がったと喜んでいた。抱き着かれた時は役得だと思って血がつくのを我慢した。香織ちゃんにめっちゃジト目で見られたが・・・・。アメリカは広すぎて軍が機能しても手が足りなくまだ拠点に籠ってゴブリンをやり過ごしている地域もあった。銃社会なのでいいかと思いきや皆が銃の扱いに慣れているとは限らずけが人が続出した。でもゴブリンくらいなら走って逃げれば追いつけないので逃げるのは簡単だった。



 銃社会だけに、剣が広まらず四苦八苦しているようだった。日本は、あいのこで銃も剣も普及している。まあ、銃は自衛隊だけだがな。ミラジョボビッ〇にいいとこ見せたくてオークを一撃で首を落としたのはやりすぎだったかもしれない。後悔はしていない。オークは森の奥でしか出ない、多分そういう仕様なのでと思う。倒したのは全部持ち帰った、マジックバックで。そして死体ごと入金して買い物した。セレブたちはマジックバックを買い爆買いして帰って行った。



 ミラはその後も残り一緒に狩や日本の食事を楽しんだ、天ぷらはもとより、カレーやうどん、そば、焼きそば、たこ焼き、お好み焼き、などなど、楽しんでいった。勿論爆買いしていった。魔法もかなり上達した。魔力回復力高も買い魔法使いとしても高レベルになった。まだオークは倒せていないが、そのうち倒せるようになるだろう。魔法剣士型だな。香織ちゃんは魔法使いなのだがミラにオークの倒し方を見られたくないらしく、ミラの前では一切倒さなかった。



 プライドがあるのだろう。



『また来いよミラ』

『うん!!また来る!!』

『あなたには負けませんよ!?』

『うん!!』

『じゃあな』

『じゃあね』

『さようなら』

『うん!』

「香織ちゃん好かれてるね(笑)」

「人の気もしらずにぃ!!」



 ミラは帰って行った。一か月近くいたような気がする。うちの子のような感覚だった。




























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