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 それから何日か後、政府から自衛官が派遣されてきた。早いな情報が、どっから流れたんだろう。まあ隠してないがな。訪ねてきたのは40代くらいの後藤さんと25歳くらいの斎藤さんという自衛官だった。事前に連絡はあった。



「初めまして、後藤と言います、一応政府の使いだと思って下さい。」

「補佐の斎藤と言います。」

「初めまして、足立です、立ち話も何なので中にお入り下さい。」

バタン



 

中は拡張されあり得ない広さになっていた。バーカウンターのようなものがずーっと奥まで続いている。何人入るだろう。最近改装したのだ。能力で改装した。



「っ!!!!!?」

「すごい!!!?」

「こっちは靴のままでいいですよ」

「すごいですな、これは何かの力ですか?」

「ええ、私の力です。空間を広く出来ます、時間をかければ際限なく」

「ほんとですか!!!?装甲車もできますか!!!!!!?」

「はい、」

「これは革命だぞ!!斎藤!!」

「はい!すぐに連絡します!!」

「これなら装甲車の中にかくまう事もできるな・・・・・ううむ、足立さんこれは幾らでやってもらえますか?」

「広さによりますけど、疲れるので一畳あたり10万くらいでしょうかね。」

「おお!!そんなに安く!!助かります!!!食料もあるとか!!?」

「はい、ありますよ、目録は膨大になりますのでご自分の目で確かめられるといいと思いますよ?」

「おお!!これは!!!?すごい数だあり得ん!」

「メニューウィンドウは一段階閉じてそのまま帰れば後で買い物ができますんで、今決めなくても大丈夫です。あと、大量に買うと安くなりますんでそこら辺はやって見てください。はい、お茶です、どうぞ。」

「高級品ではないか・・・・いただこう、午後のお茶か久しぶりに飲んだな・・・・」

「いただきます!旨い!!」

「マジックバックなんかもありますんでじっくり見てやって下さい。」

「マジックバック?」

「後藤さん、何でも入る袋ですよ!!ファンタジーーっすよ!!」

「そ、そうか!!備蓄ができるのか!!?」

「まだ、分らないですよ、時間停止機能は付いてますか!?」

「ええ、ついてます。小さいのから大きさはだんだん大きくなって行って無制限まであります、無制限は国家予算くらいしますけど。」

「そ、そんなぁ!!!俺の夢が!!!?」

「斎藤!お前はマンガやアニメの見過ぎだ!!それより!スキルもあると聞いたが?」

「それはこちらです。」

「む、スクロール?」

「スキルのスクロールって言って、巻物を読むと燃えて消えてスキルが覚えられるんです!!」

「大体あってます。開いた人にスキルが付与されます。開かなければ譲渡も可能です。」

「ほう、そんな物があるのか、総理も知らなかったようだな。助かる、皆スキルは覚えたがつかいなれている者は多くない。斎藤やある程度若い連中が中心となってレベルを上げている。まあ、銃があればレベルは上がるようだがな。話を聞けばどこまで銃が通じるかわからないと言うしな。相談してみることにする。助かった。」

「後藤さん後藤さんカレー食べて良いですか!!カレー!!!」

「材料だけでなく料理まであるのか!!仕方ない、私が奢ろう。」

「やった!!!後藤さん愛してる!!」

「気安いぞ斎藤・・・」

「私がお出ししますよ、大口の取引ですしカレーぐらいお出ししますよ」

「これは、(まこと)にすみません、私用ではないのでそのようなことはいけないのです。」

「いやいや、お茶菓子だと思って食べちゃって下さい。余ってますし。」

「いただきます!!!」

「おい!斎藤!!」

「後藤さんが食べないなら俺が貰いまふよ!!」

「た、食べないとは言ってない!!」

「ふふふ、お代わりもありますんで。」

「申し訳ない。」



 結局お代わり二回して今は午後のお茶を飲んでいる。そして、メニューウィンドウを開いて二人は帰って行った。検証が必要だとか言ってた。それに連絡先を交換して、自衛隊の装備を改造する約束をした。お金は防衛費から降りるそうだ。二人は楽しそうに帰って行った。いや斎藤さんだけか・・・。朝の早い時間の事であった。それからお客を入れて、ひと働きした。香織ちゃんも来た。俺は何となくこれから使うようになると思い言語理解というスキルをとった。そしたら英語も理解し話せるようになった。書く方も大丈夫だった。その他の言語も大丈夫だった。そしたら企業の人がマジックバックを買いに訪れていた。



 その利益でレベルアップポーションなるものを購入しレベルを着実に上げていった。そうすると世界最高峰と言えるまでに成長していた。そして、香織ちゃんと狩りに行ったときそれが露見してしまった。



「足立さん・・・・・?いつの間にそんなにレベルをあげられたんですか・・・・・・?私聞いてませんけど・・・・・・・・・・・・・・・・・?足立さん?ねぇ、ねぇ、足立さん?」

「い、いや~今日は調子いいなぁ!!!ハッハッハッハ!!天気がいいからかな!!!」

「足立さん?ねぇ、ねぇ足立さん?どうしたんですか?足立さん?足立さんってばどうしてそうなったんですか?私にわかりやすく教えて下さい?私の誘いを断って上げ続けたレベルはどれくらいになるんでしょうねぇ?早く答えてください?」

「はははは!香織ちゃん細かいことは気にしないほうがいいと思うよ!!!しわが増えるし!!」

「私はまだ24歳ですよ?これ以上私を怒らせないでくださいね?いいから教えなさい!!!?」

「は、はい、薬で上げました。」

「薬ぃ?なんですかぁそれぇはぁ?そんなの売ってなかったはずですよねぇ?どこにそんなものが在るって言うんですかぁ?」

「お、俺のメニューだけ違うんです。」

「へぇぇぇぇぇぇ?それは、初めて聞きましたねぇ?私には言えないことぉだぁったんですかぁ?」

「こ、これは、個人情報だしさ、そ、そこら辺はいいじゃない?しょうがないでしょ?」

「はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!しょうがないですねぇ、分かりました!!レベル上げに付き合ってくれたら何も言いません!!!」

「流石香織ちゃん!!わかってくれたんだね!!」

「あと、足立さんの家に引っ越します・・・。」

「な!!!!!?何を言ってるんだね君は!!!?駄目に決まってる!!!」

「じゃないと許せません・・・・・・じぃ~~~~~。」

「お年頃の娘さんがいけませんっ!!!駄目です!!」

「じぃ~~~~~~。」

「だ、駄目ったら駄目!!」

「うち家賃が高くて苦しいんです。あーーーー、困ったなぁ、路頭に迷っちゃうなぁ~~~~」

「で、でも、今まで暮らしてたんだろ?」

「物価が上がってきついなぁ~~~~~~~~~」

「わかった、分かったからそんな目で見ないで!!部屋貸すだけだから!!!!変なことしないでくださいね!!!」

「ぐふふふふ!それはお約束できません!!」

「な、な、何をする気だ!!!」

「何もしませんよ?な~んにも。」

「な、ならいいけど。」

「マジックバック持ってたりしません?」

「持ってるけど・・・・。」

「貸して下さい!!今日中に引っ越します!!!」

「はやっ!!!」

「善は急げです!!あ、私会社辞めます!!足立さんに養ってもらうんで!!!」

「な!!!!?何を言ってる!!駄目だ駄目だ!!行きなさい!!」

「やです。課長にいやらしい目で見られるので行きません。」

「そ、それは、課長が悪いかもしれないけど・・・・」

「だから行きません。」

「わかったよ。じゃあ合鍵渡しとくから。悪いことに使わないでね?」

「むふふふふ!!」

「はいって言って!!?」

「は~い!」

「もう、信用できないなぁ~」



 そのあと帰って自販機の設置を頼まれた。知らない人だった。まあ、良いけど。

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