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 足立は部屋で対応していた。部屋は5部屋ほど増やしていた、畳張りの低いテーブルのある和室だった。この前来た冒険者の学生たちと、近所の奥さん方、香織ちゃん、中学生たち。かな。4部屋埋まっている。それぞれにお茶は出している。まあ、紅茶だ午後のやつ嫌いなひと見た事ないし・・・・。この前の好きな物は、初回サービスだった。まあ、期待して来てたみたいだけど、説明したら納得してくれた。そして。貿易商だが、最初からマージンが設定されておりお客さんが買えば買うほどお金が入ってくる。それで暮らしていける。でも、何となく会社で働いている。



 若者たちは常連だ。そして最近本物の冒険者がやってくる。小説みたいに荒くれ物はいないが、皆大人だ。中には学校を中退して冒険者をやっている者もいた。まだまだ来る数は少ないけど。それに実はだが、まだまだ隠し要素がある、買う人が増えて利益が上がると新しい商品が出てくることもある。まあ、俺が使う方の貿易商は全部そろっているがな、そして安いのだ。自衛隊に気づかれるのももうちょっと先だろう。



 そして冒険者ギルドだが、ランクを設定している、この先もっと強い魔物が出てくると予想され、そのために高ランク冒険者を養成している。アメリカなんかは特に進んでいる。何でも、日本のアニメを見ていた人たちが特に力を入れて推し進めているらしかった。今はFEDCBASの順に上がっている。ステータスも上がってきている。さっき言った中学生も狩っているようだった。たまに何が何かわからなくて聞いてくることもある。



「足立さんこれなんですか?」

「ん?ああ、それはね、―――――――だよ。」

「へぇ、物知りですね。」

「ははは、まあ、自分とこの商品だしね、無理しすぎないようにね、まだ中学生なんだから。」

「はい!まあ、ゲームみたいだから全然大丈夫ですけど!!」

「ゲームだから死なないってことはないから、そこらへん気を付けるんだよ?」

「はーい。」

「私、家欲しいなぁ」

「おいおい、家なんかもっと稼げるようになってからだろ?ふざけてないでちゃんとしろよ。お使い頼まれたんだろ?」

「うん・・・。お金たまんない・・・・。」

「魔石はたまんだろ?いい加減諦めろよ。」

「うん・・・。でもでも、食費で消えちゃうんだよなぁ、私冒険者になろうかな!」

「学校に時間とられるからか?でも学校は行っといたほうがいいって母さんが言ってたしなぁ・・・。俺も冒険者になりてぇ・・・。」

「ははは、日本も人が足りないからそのうち冒険者は増えるよ。そうなったら親御さんも許してくれると思うよ?」

「あー、早く来ねーかなぁ!!そんな時代!!」

「ほんとーーー!」



 そんな話をしていたら、香織ちゃんに呼ばれた。



「足立さん私魔力増量を買おうと思うんですけどどう思いますか?」

「あー、それなら、もうちょっと高いけど、魔力回復力高ってやつのほうが効率はいいと思うよ。継続戦闘能力が上がるし。」

「あー、そうですね、流石ですね、私もゲーマーですけど、見落としてました。そんなのあるんですね。大量過ぎて目を通しきれてませんでした。」

「ふふふ、まあ、二つともとっちゃうのが欲張りにはいいけどね。」

「そうですよねぇ~ロマンですね~」

「香織ちゃん今日は狩はおやすみですか?」

「も~。香織って呼んで下さいってば~」

「いやいや、呼び捨てはまずいでしょ、セクハラだよ?」

「本人が気にしなければいいんです!」

「いやいやいや、駄目でしょ。今日は休み?」

「ちょっと足立さんと一緒にご飯食べようかと思って。」

「ああ、でもいいの?課長に誘われてなかった?」

「いいんですぅ~」

「ははは、課長可哀そう・・・。」

「課長の味方なんですか!?怒りますよ!!」

「ごめんごめん、悪かったよ。好きな物奢るから許して。」

「私はそんな軽い女じゃありませんよ?」

「重いの?」

「足立さん!!!!!!!」

「ごめんごめん失言だった。」

「ペナルティ2つです。」

「奢るから許してよ!!なんでも高い物でもいいから!!」

「いいです、普通ので。足立さんピザ食べてたので私も食べたいなぁ。」

「な!!?なんで知ってるの?」

「ゴミありましたし・・・・。」

「あ!」

「ドジですね・・。」

「恥ずかしい・・・」



 そんな話をしているとおばさんたちに呼ばれた。



「この角兎の肉ってのはやすいいけど、美味しいのかい?」

「あー、鶏肉みたいですね、むね肉よりは油があって、まあまあジューシーですよ。角兎くらいならそこら辺で獲ってきたほうが安上がりですよ、毛皮も手に入りますし。」

「やだねー!こんなか弱いあたしなんか、勝てるわけないよ!」

「「「そうそう。」」」

「ははは、そうですか、角兎はまあまあ旨いんでいいと思いますよ。異世界の味ですし。」

「旦那も喜ぶかねぇ?安いしこれに決めた!!」

「「「私も!」」」

「一回出すと、もう戻せませんので注意してくださいね、生ものでもずっと出さなければ持ちますから、使う時出してくださいね。」

「はいよ」

「じゃあ、現金お願いします。おつりも出ますんで。」

「どこに入れればいいんだい?」

「パネルのお金のマークがついているところに入れてください。」

「はいよ、!消えた!おつりも出てきた!!すごいわね!!」

「皆さんもどうぞ。」

「「「ありがとう」」」

「じゃあ、お気をつけてお帰り下さい。」

「「「「お邪魔しました。」」」」

「またお越しさい。」



 高校生たちがまだ話してる。紅茶のお代わりを持って行ってあげる。



「あ、ありがとうございます。」

「ふふふ、君たちよく来るね?」

「ここはジュースが出るし、落ち着くから・・・・」

「まあ、紅茶は無料だけどさ・・・なんか欲しい物あるの?」

「俺は剣!!」

「俺は弓かな」

「私は杖!」

「まあ、それらは結構するもんね。高校生じゃ現金もそんなに持ってないだろうしね、もうすぐ夏休みだし、合宿でもしたら?野営道具買ってさ?」

「そうだな!!いいなそれ!!行こうぜみんな!!」

「だな!!!」

「そうだね!!」

「行きたい!!」

「よっしゃー!!みなぎって来た!!」

「やべー!!ワクワクする!!」

「あ、そうだ、この世界のカップ麺の福袋セットがあるよどう?」

「買った!!」

「「「「「欲しい!」」」」」

「魔道具の湯沸かしポットもあるよ。」

「欲しい!!パーティで一個あれば大丈夫だな!!」

「水も供給してくれる奴だから」

「「「「「便利!!」」」」」

「おおきめの魔石10個だけどね。」

「おおう!シット!!」

「ははは、頑張って」

「作戦会議だ!!!」

「「「おう!」」」

「「うん!」」



 後は放っておいてもいいかな。中学生も帰ったし、後は香織さんだけだな。



「香織ちゃん?」

「はい・・・・」

「機嫌悪い?」

「はい」

「なんで?」

「足立さんがなんか楽しそうなんで・・・・」

「俺が悪いの!!!?」

「はい!」

「なんで嬉しそうなのさ?」

「戻ってきたので!!」

「それは良かった。そうだ、お願いがあるんだけど。ホームページを立ち上げて欲しいんだけどできる?」

「簡単ですよ!私の力が必要になったんですね!!」

「そうそう、力を借りたい、農業用の結界を売ってもらおうと思ってね。今農業は大変だろう?それでだなこの大きさでこのくらいの値段なんだけど、どうかな?」

「いいと思います農家さんはお金を持ってますから。ちょっとパソコン借りますね。」

「他の物も宣伝しといてくれる?」

「はーい、希望殺到すると思いますけど、大丈夫ですか?」

「うん、冒険者ギルドに依頼をするように書いといて。」

「はーい。今は冒険者も多いですしね、ニートとかが頑張ってますもんね。」

「そうそう、良い事だよな。隠れ戦士が多かったってことだよな。そろそろ剣や色々な供給が整ってくる頃だろうから冒険者も盛り返していくだろうな。鍛冶師は炉が必要ないみたいだし。」

「素材さえあればなんか作れるみたいですよね。私も聞きました。あ、ハンマーとかなどこは必要みたいですけど。」

「まあ、ホームセンターで揃うしな。鍛冶師が増えるといいな。」

「そうですね。そういえば足立さん彼女はいないんですか?」

「何がそう言えばなんだよ?いないいない、俺に女っ気があるわけないだろ!」

「そうなんですね~、ご飯食べましょうよ」

「香織ちゃんが聞いたんだろ!食べるけど!ピザでいい?」

「はーい、もう少し時間がかかりますね。」

「そうかそうか、ありがとう、これからも頼むから今度魔力回復力高あげるね。」

「やったーー!!!足立さん大好き!!!ふぅーーー!!!」

「ははは、現金だね」



 高校生も帰って行った。

























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