登場人物(リアル)――【08 簡易版『プラネットダイアリー』復刻編】まで
■蘆名征司
主人公。中学3年生、15歳。5月4日生まれ。
ひとりっ子。両親は都会からの移住者。
VRマナ・トルマリンのユーザー名「ツカサ」、ハリネズミ姿。
生来の引っ込み思案な性格だが、プラネのおかげで段々と見知らぬ人に話しかける勇気が持てるようになった。
■里見滋
コンビニ店長。有名ゲーム実況者「無限わんデン」実況歴は約10年。
VRマナ・トルマリンのユーザ名も同上。
2年前に山村へ移住してきた。実家とはゲーム実況活動の件で絶縁状態。
FPSチームメンバーに高学歴を嫉妬されて嫌がらせを受け、1年前まで実況活動を休止していた過去を持つ。
■北條カナ
小学2年生、7歳。130cm。
おしゃれが好きで、髪型を日によって変えている。
虫・動物、苦手なものがない。かなり度胸と度量がある女の子。
□宮本サン
アンドロイド。郵便局の配達の仕事をしている。マイクロバスを運行していて、山村のバス代わりも担っている。
□ポコポコさん
狸型の山の警備ロボット。
□オオカミさん
シベリアンハスキーの村の警備ロボット。
シェアハウスで滋と同居中。
□メマ
アンドロイドからシマリスロボットふうに。
住み込みの蘆名家の運転手。
有名な「メカ」と同じFaust-Iメノンシリーズの、現存する最後のAIアンドロイド。
動物音声集をDLしたことで、「ピューヒョロロ」「チュンチュン」「カアカア」以外の鳥の鳴き声を知る。ちなみに、その3種類は娯楽映像作品からの学び。
■仲村理世子
山村の学校の女性教師。征司とカナの担任。
都会からの移住者。
◇◇女性2人組ユニット「コントロール・ノスタルジック」◇◇
元インディーズのバーチャルユニット。幻想的な民族調の音楽に、女の子の日常を描いたポップな歌詞という独特な曲が特徴。
初期はゲーム実況者としても活動していた。
現在は誰もが知るメジャーユニットとして大成したが、年末の地上波音楽番組で、キーボードの黒原イズミが生演奏のフリをして出演したことが問題視され、活動休止――解散となる。
■黒原イズミ(本名:一条雫)
「コントロール・ノスタルジック」のキーボード。
ミルカとの活動が休止になった後、所属事務所を解雇されている。
ミルカとは高校からの親友。
一般人になった今、「黒原シズク」としてゲーム配信を始める。
■松奈ミルカ(本名:松無海瑠子)
「コントロール・ノスタルジック」のボーカル。
イズミとの活動を休止後、念願のソロ活動を開始。
イズミとは高校からの親友だった。
■雨no歌
「コントロール・ノスタルジック」の正体不明の作詞・作曲家。
イズミ解雇後、所属事務所とは音信不通だった。後々ミルカの連絡をきっかけに事務所側とは連絡を取る。そのまま引退。
◇◇VRMO『リザルト:リターン』★★★★★(レビュー総合評価97点)◇◇
略称:直帰。FPS寄りの架空惑星サバイバルMO。
月額制&ガチャ課金装備有り。
■坂置志尾彦
VRMO「リザルト:リターン」のプロデューサー。
昔、ゲームショウの自社ブースで行われた、ユーザーの質問に答える生配信コーナーで1人のユーザーに対して「うんうん。そこまで考えてるならゲーム会社に入ってキミが作ればいいよね」と小馬鹿に笑って一蹴したことがある。
そのユーザーが数年も経たないうちにインディーズゲーム業界に彗星の如く現われ、彼の心中は穏やかではない。
◇◇VRMMO『クロニクルアーツ・スカイ8』★★★☆☆(レビュー総合評価59点)◇◇
略称:CS8、蔑称:古空8。剣と魔法の王道ファンタジーMMO。
コマンド形式の戦闘を採用。月額制&おしゃれ装備の課金有り。
■長倉昌斗(代表)
大手ゲーム会社のVRMMO「クロニクルアーツ・スカイ8」の代表的プロデューサー。
他にもプロデューサーとディレクターは複数人いる。
アップデートごとに担当者が違う。
◇◇VRMO『龍戦記ファンタジア』★★☆☆☆(レビュー総合評価35点)◇◇
略称:リュー戦、蔑称:ヘビファン、爬虫類。中東風SFファンタジーMO。
複雑操作、高度な反射神経を要求するTPS。月額制。15年でサービス終了。
◇◇VRMMO『プラネット イントルーダー・オリジン』(レビュー評価無し)◇◇
略称:プラネ、蔑称:キル根。剣と魔法のSFファンタジーMMO。
月額制&一部機能面の課金有り。PKがあるインディーズゲーム。
■正木洋介
「プラネット イントルーダー」シリーズ総合統括者であり個人製作者。
クレイジーな運営でユーザーに有名。プラネプロダクションを設立。
【正木洋介のゲーム製作遍歴】
・18歳 人生で初めてゲームショウに一般入場者として行く。
VRMO『リザルト:リターン』ブースにて、ユーザーの要望・質問にプロデューサーが答えるコーナーで熱心に問題点を告げたところ、「そこまで考えてるならゲーム会社に入ってキミが作ればいい」と答えられたのをきっかけにゲーム製作を始める。
・19歳 惑星開拓シミュレーション『プラネットダイアリー』有料体験版配信
・20歳 好評だった『プラネットダイアリー』本編製作のための資金をクラウドファンディングで募集する。この年、VRMO『リザルト:リターン』のゲームシステムが大幅に変更。パーク制が廃止され、衝撃を受ける。
・21歳 独自のオンラインゲーム製作補助AIと運営用AIを公開。
同時にVR『プラネット イントルーダー・オンライン(仮称)』を発表
・22歳 ゲームショウにゲスト招待され、坂置プロデューサーとオンラインゲームに新規参入するインディーズ製作者としてトークの機会がある。(有名な動画『ゴリラVSハシビロコウ ファイッ!』の元ネタ映像)
・23歳 VRMMO『プラネット イントルーダー・ジ エンシェント』ベータ版配信。配信1ヶ月後、ゲーム内にて「5.5ブラディス事件」が発生。以降、正式版を発売日未定とし、ベータ版のままサービスを続ける。
・24歳 正式版VRMMO『プラネット イントルーダー・オリジン』を遂に発売。
■舟口卓
元・零細ゲーム会社経営者兼「龍戦記ファンタジア」のプロデューサー。
赤字経営でどうにもならなくなる前に「龍戦記ファンタジア」を余裕を持って終了させるのではなく、1日でも長くユーザーにサービスを提供し続ける方針を選んで突然のサービス終了を余儀なくされる。誠実な性格が悪く作用した結果、ユーザーにとっては最悪の終幕を迎えた。
現在はプラネプロダクションのスタッフ。
表向きは外部コミュニティ担当兼サウンドクリエイター。
しかしほぼサウンドの編曲や調整作業につきっきりで、コミュニティの仕事にまで手が回らない。
■鳴島千歳
元・「龍戦記ファンタジア」開発スタッフの1人。
悪名高い時限レアレイド『黒四天龍戦』のコンテンツの発案者として有名。
現在はプラネプロダクションのスタッフ。
外部・内部コミュニティ担当で季節イベント企画も担当。
曇り空には、思い入れがあるようで全くない。でもなんか好きなのでアピールしたい。